2018年7月15日にTBSで放送された「S-1」で松井秀喜がアナハイムエンゼルス大谷翔平について大いに語っています。聞き手は元巨人の槙原寛己です。

 



2018年の前半戦の大谷の評価

槙原 大谷選手が今年スゴく活躍しているんですけど、見てます?

 

松井 プレーを常に見ることはないですけど、日本のニュースで見ることはあります。

 

槙原 実際に会った事はあるんですか?

 

松井 日本ハムにいた頃に、一度イベントで東京ドームで会いました。(※2015年3月のトモダチチャリティベースボールというイベント)

 

槙原 第一印象はどうでした?

 

松井 いや、好青年ですよ。ハンサムだし、身長高いし。

 

槙原 うん。顔が小さいよね。

 

松井 我々と違う(笑)

 

槙原 違うんだよね。

 

松井 ハハハ(笑)

 

槙原 あのへんが少しイヤですよね(笑)

 

松井 いやぁ、今の若い選手たちはスタイルがいいですよね。

 

 

打者大谷の魅力について

槙原 大谷選手はどうですか?

 

松井 十分、結果を残していると思いますけどね。

 

槙原 うん。アベレージヒッターなのか、ホームランを狙っていく方がいいのかっていうのはどうなんですか?

 

松井 分かんないですけど(笑) でも、せっかくホームランを打てるんだから、それを捨てる必要は全然ないと思いますけど。

 

4月28日に大谷がヤンキースのセベリーノのインコース真っ直ぐ剛速球を打ったホームラン映像を見ながら松井は絶賛します

 

槙原 ちょっとこの打球音は松井を思い出しましたけどね。同じ左バッターとして、これどうですか?155キロぐらいの真っ直ぐ。

 

松井 インコースのけっこう厳しいボールなんで。

 

槙原 これ厳しいですよね。

 

松井 打つポイントが近いですよね。

 

槙原 近い。

 

松井 (打つポイントが)キャッチャー寄りなんですよね。

 

槙原 はい。

 

松井 これが出来るのが彼の技術の高さだと思うんですけど。

 

 

ここからバットを持って解説します文字だけで表現しますが、できるだけ分かりやすく書きます

 

松井 よく言うトップの位置がありますよね。それがやっぱり体から離れているんですよね。(体の軸から)遠いんですよ。キャッチャー寄りにトップがある。

 

槙原 はい。

 

松井 だから、ポイントが近くても、バットからミートポイントまで距離があるんですよね。

 

槙原 衝突しないわけですね。

 

松井 それがこの辺(トップが耳の後ろ辺り)だと、大谷選手のような近いミートポイントまで呼び込んだら打てないんですよ。距離がないから。

 

槙原 距離が。

 

松井 はい。トップの位置が近い人(耳の後ろ付近の人)はどうしてもミートポイントを前にして打たないといけないんだけど、彼はトップが離れているから、ミートポイントまで距離がある分、近いポイントまでボールを呼び込めるんですよ。

 

槙原 松井さんがメジャーの初めの頃は、それが日本と違う変化するボールに対応が遅れたという。

 

松井 僕はどちらかと言うと、日本時代は引っ張るタイプのバッターだったので。

 

槙原 うん。

 

松井 引っ張るということはどうしても前で捉えて打つでしょ。そのポイントを前で打つとこうことは微妙に変化する球種を投げられた場合になかなかバットのいい所に当たらないということですよね。

 

槙原 うん。

 

松井 だから、それを変化してから打ちにいくという形にしないとね。

 

ここで番組が松井と大谷の打撃フォームを比較してみると、拳一つ分ぐらい大谷の方がキャッチャー寄りのトップを作っているのが分かりました

 

槙原 スイングスピードがあることが絶対の前提ですよね?

 

松井 それはスイングスピードがないと難しいですね。

 

槙原 みんながトップを後ろに持ってきてもスイングスピードがないと出来ない。

 

松井 耳付近のトップだとポイントを近くにした場合はトップからミートポイントまでの距離が短いから多分せいぜいファールとかにしかならない。

 

トップが後ろにあることでボールの見極めもギリギリまでできるというメリットもあると松井は語っています

 

 

もう一つの大谷絶賛ポイント

松井 センターから逆方向に打つ上手さとパワーというのは僕には無いものだと思いますよ。

 

槙原 自分よりも彼の方が。

 

松井 バッティングは上手いんじゃないかなと思いますよ。

 

槙原 上手い。

 

松井 上手いし、尚且つ逆方向に距離が出る。

 

槙原 うん。パワーは負けたってことですか?

 

松井 負けているでしょ。

 

槙原 松井が負けるという・・・。

 

松井 いやぁ、分かんないです。僕は(体力測定の数値を)見たことはないですけど(笑)

 

槙原 うん。

 

松井 うーん。負けていても不思議じゃないかなと全然思いますね。

 

 

大谷が苦手とする対左投手対策

槙原 左に弱いんですよ。

 

松井 いや、慣れだと思いますね。

 

槙原 慣れ。

 

松井 はい。左バッターは左ピッチャーのボールの軌道を見る機会が少ないんですよね。ある程度、ボールの軌道だとか種類を理解すれば、僕はそんなに気にすることじゃないと思うんですよね。

 

槙原 たくさん打席に立てば大丈夫だということですか。

 

松井 私はそう思いますけどね。

 

 

大谷の二刀流に反対か賛成か

槙原 例えば松井監督だったら、どういう使い方をします?二刀流をこのままさせるのか、それともピッチャーかバッターに専念させるのか。

 

松井 いや、本人が両方やりたいと思っているなら、やればいいと思いますし。ただ、そうなると、どちらかで飛び抜けた成績を残すのはどうしても難しくなると思うんですよね。だから、それを大谷選手がどう考えるかだと思いますけど。

 

2018年6月にも少しだけ大谷について語っていました

古田が松井と大谷を比較しています

 

以上です。

少し分かりにくいところはあるかもしれませんが、頑張ってみました。それにしても松井にパワーで負けているかもしれないと言わせることが凄いです。

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