2018年7月24日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のタンパベイレイズ戦で先発し5イニングで11安打されて7失点と大炎上ピッチングをしてしまったニューヨークヤンキースのルイス・セベリーノについてメジャーで活躍した高橋尚成がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に分析しています。
【この日のセベリーノの投球内容】
5回96球、被安打11、奪三振8、与四死球0、失点7 (自責6)
今季14勝3敗 防御率2.63 (7/24の試合終了時点)
【セベリーノのここ3試合の成績】
前々回 〇 5イニング 3失点
前回 - 5イニング 4失点
この日 ● 5回0/3 7失点
アナ 先発のセベリーノ投手なんですが、今日は7失点でした。ここ3試合をご覧頂きますけれども、ちょっとらしくないピッチングが続いていますね。
高橋 そうですね。これは本人も調子が落ちているというのを何となく感じていると思うんですよね。
アナ はい。
高橋 でも、今日の場合はピンチでかわそうという姿勢が裏目に出てしまったと思いますね。
アナ はい。5回1アウト1-3塁というピンチでバッターはバウワー選手の場面です。
【その場面を見ながら解説】
高橋 初球はチェンジアップ(ボール)で入ってこれはいんですけど、次はちょっと甘かったスライダー(ストライク)なんですね。
アナ はい。
高橋 次ですよね。3球目も2球目と同じようなところにスライダーを続けて投げたんですよね。これを簡単にホームランを打たれてしまって、このあたりがセベリーノ投手らしくないなと思いましたね。まあ、この5回だけを考えると16球投げたんですけど、12球が変化球だったんですよね。セベリーノ投手の持ち味としては威力のあるフォーシームを投げて、そこからの変化球だと思うので。
アナ はい。
高橋 まあ、調子が悪かったり、結果が出なくなったピッチャーにありがちな傾向なんですけど、こういうふうにかわすピッチングになってくると、どんどんドツボにハマっていくんですね。
アナ うーん。
高橋 やっぱり、自分の自信のある球を投げていってどんどん攻めていく。セベリーノ投手なら特にフォーシームで勢いのある球を投げていくと、らしさが出てくるんじゃないかと思いますね。
アナ ヤンキースはイヤな負け方でした。
以上です。
調子が落ちるとどうしてもかわすピッチングになって変化球を投げたくなるのはどこの国の選手でも同じなんですね。セベリーノはシーズン序盤、凄まじいピッチングをしまくってたんですけど、調子がハッキリと落ちてきていますね。