2018年8月9日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のシカゴホワイトソックス戦に先発し7回を3失点にまとめ、5試合ぶりの勝利となるメジャートップの15勝目をあげたニューヨークヤンキースのセベリーノのピッチングについて元ロッテの黒木知宏がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に語っています。
【この日のセベリーノ投球内容】
7回109球、被安打7、奪三振8、与四球0、失点3
今季15勝5敗 防御率3.11 (8/9の試合終了時点)
【セベリーノの試合後のコメント】
セベリーノ 1回に失点し助けが必要なときに助けてくれたチームメイトのおかげ。もっといい仕事をしなければという気持ちで投げ続けた。
アナ 先発のセベリーノ投手は5試合ぶりの勝利をあげました。メジャートップの15勝目ということです。
黒木 そうですね。1ヵ月ほど勝ち星から遠ざかっていましたけど、苦しい思いをしたんでしょうけど、節目の15勝というものをまずしっかりとしましたしね。今日は何よりスライダーが良かったですね。
アナ うーん。本人も「投手コーチとスライダーを調整してきたので、今日は自信を持って投げられた」とコメントをしていましたので良かったんですね。
黒木 良かったです。
アナ では、見ていきましょう。
【投球の映像を見ながら解説】
黒木 まあ、立ち上がりに失点しましたけど、今日はスライダーのコントロールとキレが良くなっていました。
アナ はい。
黒木 カウントを取る球として、甘めにスライダーを決める。そして、次に投げるボールが実は勝負球ということで厳しいボールを投げるんですけど。
アナ はい。
黒木 前回の登板と比べると回転数も100回転ぐらい増えていますので、ということはトップスピンが掛かっていますから、回転の軌道であったりとか、スピードであったりとか、変化が大きくなりますよね。(※前回のスライダーの回転数2771、この日は2872)
アナ はい。
黒木 ですから、前回のセベリーノの投球よりもスライダーが強くなっていて、バッターはなかなか攻略できなかったという状況になっていましたよね。
アナ グイっと曲がっていましたからね。
黒木 はい。
アナ それにしても、この1勝は大きいんじゃないですか?
黒木 なかなか勝てなかったピッチャーにとって勝ち星が一番の良薬なんで、これからエンジン全開でヤンキースを上昇気流に乗せていくと思いますけどね。
アナ そうですね。
以上です。
スライダーが抜群にキレていました。セベリーノが大車輪の活躍をしないと地区優勝はないでしょう。レッドソックスに負けまくりですが。