2018年8月5日に日本テレビで放送された「シューイチ」で斎藤佑樹がインタビューを受けています。聞き手は中山秀征。
もくじ
最初の挨拶
中山 よろしくお願いします。
斎藤 お願いします。
中山 本番前に群馬話に花が咲きましたね(笑)
斎藤 そうですね。はい。(※中山秀征と斎藤佑樹はどちらも群馬出身)
中山 でも、なかなか会う機会がなくて。
斎藤 高校から東京に出て来て、最初群馬の方言が出てて、すごくバカにされてたんです。
中山 ハハ(笑)
斎藤 だから、途中から自分のことを東京出身ということにしてましたね(笑)
中山 ハハハ(笑)
甲子園の話
中山 今でも語られるあの名シーン。あの名場面。
斎藤 ありがたいです。
中山 今、振り返っていかがですか?
斎藤 いやぁ、もう、やっぱり、その100年の歴史の中で優勝できたということもそうですし、ああいう試合ができたということも、僕にとってはすごく誇りに思っています。
中山 ですよね。
斎藤 はい。
中山 当時は話題になりましたがハンカチ王子。
斎藤 あぁ、そうですね。
中山 これ、どうしてまたハンカチを持つことになったんですか?
斎藤 何か、僕の中では自然と使っていたものなんですけど、逆にあれが話題になることが僕の中では不思議でしたね。
中山 でも、あんまりハンカチを持つ選手っていなかったでしょ。
斎藤 あの時もハンドタオルなんですけど、当時の僕らのメンバーの選手もみんな使っていましたね。
中山 あっ、斎藤君だけじゃないの?
斎藤 そうですね。サードとかショートの奴は使っていましたね。
中山 あっ、そうなんだ。これ意外と知られていないですね。
斎藤 そうですね。
中山 ハンカチを出しづらくなったりしたんじゃないですかね?(笑)
斎藤 絶対にそうだと思います(苦笑)
中山 そうだよね(笑)
斎藤 はい。申し訳ないなと思いますね。
甲子園優勝後の話
中山 色んな角度から野球ファンのみならず、色んな方が見るわけですよね。あのフィーバーを今、振り返ってどうですか?
斎藤 そうですね。甲子園優勝したら、最初は注目度も高いんだなと思っていたんですけど。
中山 うん。
斎藤 その後、何ヵ月かずっと同じような状況が続いたので、ちょっとこれは異常だなと客観的に見ていましたね。
中山 うん。
斎藤 何か行く先々で、「ハンカチ持ってるんですか?」ってよく言われましたね。
中山 実際に持ってたんですか?
斎藤 それは持ってました。
中山 ハハハ(笑)
斎藤 それは持ってる(苦笑)
優勝後 甲子園に対して複雑な思いが芽生える
中山 今、球児たちを見て、色んな想いがあると思うんですけど、高校野球をどんなふうにご覧になります?
斎藤 高校3年の甲子園が終わって何年かは見づらかったというか、見たくなかったという気持ちが強いんですけど。
中山 その後は高校野球をあまり見なかったですか?
斎藤 見なかったですね。
中山 うーん。それはどうしてですか?
斎藤 優勝してちょっと有名になってしまったので、イヤだなという気持ちがあったので。
中山 そういう事になり過ぎて。
斎藤 そうですね。何かちょっと高校野球を避けていた部分があったんですけど。最近になって、やっと普通に見れるというか。
中山 そうか。甲子園で活躍し過ぎるということも含めて良し悪しで、いい事もあれば悪いこともあるっていう。
斎藤 そうですね。今となってはもう、あの時は優勝して良かったなと素直に思えるんですけど、あの当時は複雑な思いがありましたね。
中山 うーん。それで、今、高校野球を見て、高校球児たちに何か声を掛けるとしたら、どんなことがありますかね。
斎藤 いや、もう・・・チームメイトと一緒に頑張って下さいっていうことしかないですよね。
中山 当時の仲間っていうのは生涯の仲間になったりするでしょ。
斎藤 なりますね。今でもやっぱり、当時のライバルだった(駒大苫小牧の)キャプテンの本間篤史という選手がいるんですけど。
中山 うん。
斎藤 今でも連絡を取ったりしますし、当時の仲間は本当に大切ですね。
以上です。
この後は大学編も語っていたんですけど、そこはもういいかなと思って高校野球だけにしておきました。