2018年9月4日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」で9月4日の試合終了時点での埼玉西武ライオンズと福岡ソフトバンクホークスと北海道日本ハムファイターズ優勝争い、戦力分析などを交えて今後どうなっていくのかを元横浜の高木豊、楽天で監督をしていたデーブ大久保、元横浜の斎藤明雄がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。

 

アナ パ・リーグの優勝争いは残り30試合を切りました。今後の戦いを伺いたいと思います。

 

高木 (9/4の試合終了時点で)西武はソフトバンクと日本ハムの試合が共に7試合ずつ残っているんですけども、そこで戦力分析みたいなのをしていきたいと思います。

 

アナ 早速、戦力分析を出して頂きます。

 

高木 ちょっと5角形のグラフにして出しました。(※当サイトではそういうの作れないので表にしています)

 

斎藤明雄の戦力分析

攻撃力投手力守備走塁監督相性
西武54444
SB45444
日ハム35454

 

高木 明雄さん、やっぱり攻撃力は日本ハムが少し落ちる。

 

斎藤 落ちますね。

 

高木 投手力は5なんですね。

 

斎藤 はい。それで西武は後ろの投手力が心配かなと、不安定かなと。

 

高木 なるほど。

 

斎藤 守備と走塁は3チームとも同じぐらいの感覚です。

 

高木 そして、監督。

 

斎藤 監督は大谷が抜けて、ピッチャーが抜けて、これだけ選手が抜けて若い選手を使ってやり繰りしている栗山監督は5というのがあるかなという感じがしますね。

 

高木 3チームの相性は?

 

斎藤 相性は互角かなという感じです。

 

高木 なるほど。デーブさんは?

 

デーブの戦力分析

攻撃力投手力守備走塁監督相性
西武54554
SB55444
日ハム4344.54

 

大久保 攻撃はソフトバンクと西武については甲乙付けれなくて、皆さんが言うように日本ハムは経験と攻撃力がちょっと足りないですね。経験も少ないですし。ちょっと1ランク下げました。

 

高木 うんうん。

 

大久保 投手力はソフトバンクがぶっちぎってると思っています。ライオンズは最初の頃にはピッチャーがいないと言われていましたけど、思ったより頑張っている。

 

 

高木 まあ、ここに来て揃ってきましたよね。

 

大久保 そうですね。日本ハムの先発は上沢以外に安定してどうなのって言われると、ちょっと不安かなというのもありまして。

 

高木 そうですね。

 

大久保 守備と走塁に関しては日本ハムって非常にイヤらしい走塁をするんです。例えばキャッチャーが膝を付いた瞬間に走るっていう、ワンバウンドしたから走るっていうのじゃなくて。

 

高木 はい。

 

大久保 2塁を盗るのも上手ですし。監督については西武の辻監督が色んな経験をしていると思うんですね。

 

高木 はい。

 

大久保 2軍監督やられたり、2軍コーチをやったりというので考えると5にしました。辻監督って現役時代からものすごく厳しい人で、僕なんかは苦手な先輩だったんですよ。

 

斎藤 ハハ(笑)

 

大久保 それが1軍の監督になられてから、色んな経験をされてから、全然別人みたいに温かいじゃないですか。

 

高木 温和になりましたよね。

 

大久保 多分、今まで残っている選手の間にも怖い先輩っていうイメージがみんなに伝わっていたんですけど、それがものすごく包み込んでくれる人だから、辻さんが3チームの中では選手の士気が一番上がりやすいんじゃないかなと。

 

高木 次の3チームの相性については。

 

大久保 これはもう実力だと思うんですよね。ここまでの勝敗はあんまり関係なくて、もう互角だと思っていますね。

 

高木 なるほどね。

 

高木豊

攻撃力投手力守備走塁監督相性
西武54454
SB45444
日ハム34354

 

高木 僕は大きく違うところは守備と走力。

 

アナ はい。

 

高木 ちょっと日本ハムって西川に隠れて他の選手があまり走れないんですよね。

 

アナ あー。

 

高木 だから、そういう意味では少し落としましたけど、あとは監督の部分ですよね。西武と日本ハムが5に対してちょっとソフトバンクがピッチャー出身の監督で仕掛けが遅いなという感じがするんですよね。

 

斎藤 大事にいってそうで、上手くできていないかなという感じがしますよね。

 

高木 それで、今後は誰がキーマンになるかを出して頂きましょう。明雄さんから。

 

 

斎藤明雄が考える各チームのキーマン

西武 山川穂高

SB  武田翔太

ハム レアード

 

 

斎藤 私は山川ですね。中村剛也の調子が良くなってきたので2人一緒に良くなっていけばいいと思いますね。

 

高木 そして、ソフトバンクが武田。

 

斎藤 武田は今中継ぎをやっていますけど、いずれ先発に戻ってくるでしょうし、彼が頑張ってくれれば可能性があると思いますね。

 

高木 なるほど。日本ハムはレアードなんですね。では、デーブのキーマンは?

 

デーブが考える各チームのキーマン

西武 辻監督

SB  工藤監督

ハム 栗山監督

 

 

大久保 キーマンは監督ですね。もうここまで来ると、監督がどういう野球をするかとかを明確にするとか、士気を上げるとか。

 

高木 うん。

 

大久保 さっき豊さんが言ったように、工藤監督だと例えば森浩之さんという作戦コーチがいて、結局は森さんの野球をやっている状態に見えるんですよね。

 

高木 そうですよね。

 

大久保 そこで一手遅れたりとか、決断するにはどうなの?どうなの?っていう。

 

高木 うーん。

 

大久保 だから、低迷していた原因というのはそこだと思うんですよ。

 

高木 なるほどね。

 

大久保 それで辻監督は先ほどから言わせてもらったように色んな経験もされているっていう。そして、栗山監督は、僕が監督していた時の楽天でも球団主体って言われていたんですけど、僕は日本ハムがナンバーワンで球団主体だと思うんですよ。

 

高木 うん。

 

大久保 そこで学芸大まで卒業されている栗山監督は大人になって球団のやりたいことも、自分たちがやりたいことも、しっかりとゲームに出している。しかも、勝つということに於いてはものすごく頭脳が無いとできないと思うんですよね。

 

高木 そうですね。

 

大久保 正直、戦力で言ったら失礼だけど、この位置にいないと思うんですよ。

 

高木 僕もそう思いますね。

 

大久保 だから、栗山監督と球団が本当に選手たちと三位一体となって頑張っているすごい球団と監督だなと思いますよね。

 

高木 そうですよね。

 

大久保 はい。

 

高木 それで、僕はこうなるんですね。

 

高木豊が考える各チームのキーマン

西武 中村剛也

SB  柳田悠岐

ハム 有原航平

 

 

高木 まあ、明雄さんとはちょっと逆で、中村がこの状態を維持できるかどうか。ソフトバンクはもうちょっと怪我人が野手陣に多いから柳田。

 

斎藤 うん。

 

高木 そして、日本ハムは有原が安定した投球ができるかどうか。やっぱり、エースという称号を貰っているだけに頑張ってほしいと思います。まあ、今後どうなるんでしょうかね。

 

 

以上です。

西武が圧倒的に有利なのは間違いないですけど、残りの2チームもまだ諦めるような差ではないです。

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