2018年9月13日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.阪神タイガース戦で先発し、5イニングを1失点に抑えて見事6勝目をあげた中日ドラゴンズの松坂大輔のピッチングについて元横浜の平松政次、横浜で監督をしていた大矢明彦、元ヤクルト広島の笘篠賢治がフジテレビアナウンサーの小澤陽子と共に語っています。

 

【この日の松坂の投球内容】

5回95球、被安打5、奪三振4、四死球2、失点1

今季6勝4敗 防御率3.74(9/13の試合終了時点)

 

【松坂のヒーローインタビュー一部】

松坂 誕生日の日に甲子園で投げるのは20年ぶりなんですけど、20年前はアジア大会の決勝で投げさせてもらって、その時は完投できたんですけど。その時と比べたら今日の内容は程遠いんですけど、勝てて良かったです。同世代の村田修一、後藤武敏、杉内俊哉が引退を発表して、彼らの分の気持ちを込めてというか、僕はもう少し頑張るよというような決意表明のような日にしたいなと思ってました。チームとしてもまだまだ諦められないゲーム差なんで、最後まで望みを捨てずに応援してくれているファンもいるので、何とかプレーオフに繋げられるように頑張りたいと思います。

 

 

アナ 引退を発表された杉内投手からは「あと5年は投げてくれ」と託させたという話もあったそうなんですが。

 

大矢 5年は分かりませんけど、よく20年前のことをよく覚えていましたよね。

 

アナ はい。

 

大矢 そっちの方がビックリだけど、平松さん、頑張った甲斐があったゲームでしたね。

 

平松 そうですね。まあ、決してボールは速くないんだけども、とにかく腕を振り、首も振って、もう力一杯投げていますから、そのへんでバッターが上手くタイミングを取れなかったんですよね。

 

大矢 うーん。

 

平松 チェンジアップみたいな形でね。

 

大矢 はい。

 

平松 ピンチで大山を三振に取ったスライダーとか、伊藤隼太を三振に取ったボールはシュート回転しているんだけども、そこへ投げているんだよね。(※伊藤隼太に対してはフロントドアで狙って投げていました)

 

大矢 苫篠さん、味方が小刻みに追加点を取ってくれたということもあるんだけど、要所はキチッと三振で切り抜けていたような感じがしますよね。

 

苫篠 そのあたりの勝負どころでしっかりと力を出す。それとバッターからすると、スピードは遅くなってなったんですけど、投球フォームからは向かって来るような気迫という部分も阪神打線は感じたんじゃないかと。

 

大矢 うんうん。

 

苫篠 ピッチングの味は黒田を見ているような感じで、フロントドアとアウトドアを上手く操作しながら、年齢と共に味のあるピッチングをしていますよね。(※アウトドアはバックドアと言いたいんだと思います)

 

大矢 そうですね。平松さん、途中で踏み出す足を捻ったような感じがありましたけどね。

 

平松 ベンチからするとドキッとしたでしょうね。まあ、大事に至らなかったんですよね。

 

大矢 でも、あれだけ投げてくれたら次にもう一回松坂で勝ちたいなと思いますよね。

 

アナ そうですね。楽しみになりますよね。

 

大矢 はい。

 

 

以上です。

甲子園は松坂の味方のようです。

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