2018年10月2日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」で中日ドラゴンズの岩瀬仁紀の引退会見の様子が流されていました。
―引退を決断した時期について
岩瀬 決めたのはいつというのは、正直いつかは覚えてないんですけど。まあ、監督の方から「どうすんだ?」って言われて、今年で引退しますって言ったんですけど、皆さんもご存知の通り、1000試合登板というのもあったので、それまではしっかりと戦力として1000試合を投げ切りたいという思いがあったので、発表が今日に至ったという感じですかね。
―1000試合登板と引退について
岩瀬 1000試合は僕の中では通過点という思いがあったんですけど、今年の成績を考えたときに、去年契約の際に「来年の数字が悪くなるようでしたら引退する」と言ったものですから。それで今年の成績がやっぱり去年より良くないので、これ以上は迷惑を掛けるわけにはいかないので、引退しようと決意しました。15年続けて50試合以上を投げられたというのは、自分にとっては一番の誇れることかなと思います。まあ、自分で言うのもなんなんですけど、やっぱり怪我があまりなかったというところは強みであったのかなと思います。
―思い出に残っているシーンについて
岩瀬 印象に残っているのはやっぱりタイトルとかよりも、優勝したときのあの歓喜の輪にいることの方が一番嬉しかったですね。
―ドラゴンズへの想いについて
岩瀬 やっぱりドラゴンズというのは、こんなチームじゃないと思っているので、優勝争いのできるチームだと今年やっていて改めて思いましたし、そういうふうにするためには選手個々の意思を改革していかないといけないと思いましたから、それをしっかりとやってほしいと思います。
―20年の感謝
岩瀬 20年間、いい時もあれば辛い時もあったんですけど、その中でも自分の調子が悪い時でも応援してくれたファンの皆さんには本当に感謝しています。本当にありがとうございました。
岩瀬仁紀 中日ドラゴンズ1999年から2018年
1001試合59勝51敗
81ホールド 407セーブ 防御率2.31
2005年、2006年、2009年、2010年、2012年にセーブ王
1999年、2000年、2003年に最優秀中継ぎ
1999年から2013年まで15年連続50試合登板
以上です。
前人未到の1000試合登板。現役最高のレジェンドだったと思います。もう少しやれそうな気がするんですけどね。