2018年11月19日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」で2018年シーズンで引退し、2軍監督に就任した松井稼頭央が西武ライオンズへの思いを語っています。野村弘樹、高木豊、フジテレビアナウンサーの小澤陽子と共に語っています。

 

アナ 今シーズン、久々に西武に帰ってきて、そしてリーグ制覇果たして引退ということでしたが、西武ライオンズはどんなチームでしたか?

 

松井 本当に若いチームであり、またこれだけタレントが揃っているチームってなかなかないんじゃないかなと。

 

アナ はい。

 

松井 当然、打てるし走れるし守れるし。一緒にやっていて勉強になることはありましたし、本当に楽しい1年間で優勝できましたからね。

 

野村 2月のキャンプでインタビューをした時に、稼頭央の表情っていうのがイキイキしていて僕は本当に嬉しかったんですよ。それで今年1年間やったでしょ。

 

松井 はい。

 

野村 ライオンズには若い選手がいますけど、あの強さってどこにある?

 

松井 どうなんですかね。選手個々の個性であったり、練習量であったり、やっぱりスゴく貪欲ですよね。

 

野村 うん。

 

松井 だから、常に野球の話をしている関係だと思います。

 

高木 チームの中で語り継がれていることってあるの? 例えば黄金時代の石毛さんとか、今の辻監督とか、その頃のことで語り継がれていることってあるの?

 

松井 どうなんですかね。僕たちの練習量であったりとかですね。

 

高木 うん。

 

松井 例えば個人でマシンと向き合って打っているとか。それはシーズン中にも山川選手でも秋山選手でも栗山選手でもずっと打っているんで。

 

高木 うん。

 

松井 やっぱりそういうのを若い選手が見て伝統として受け継いでいるのかなって感じます。

 

 

野村 それで思い出したんですけど、2月にインタビューをした時に「若い奴らは限界までやっているけど、まだ出来ると思う」って言っていたのを覚えているんですよ。そういうのを若い選手たちに伝えていった?

 

松井 僕自身も自分のことで精一杯やっていたんですけど、でも若手が打撃練習しているんだったら若手が終わるまでは僕も終わらないようにしようと思ってました。

 

野村 うーん。

 

松井 まあ、僕が練習をやめなければ若手もやめないじゃないですか。

 

野村 うん。

 

松井 僕はいけるところまでいこうと思っていました。

 

野村 あー。それに若手選手が付いていったということだね。

 

松井 結局、若手はそれ以上打ってましたね。

 

野村 なるほど。

 

高木 やっぱり強くなるチームって、いい先輩がいる。

 

野村 やっぱりそこでしょうね。それでどんな指導者になりたい?

 

松井 今年、秋のキャンプを監督として初めてやらせて頂きましたけど、まだ本当に勉強することがたくさんありまして。本当に明るく楽しく、でもその中にも厳しさがあるというのでやっていきたいと思います。

 

野村 うーん。

 

アナ では、ファンの皆さんにメッセージと、これからの意気込みをお願いします。

 

松井 はい。まず25年間ファンの皆様ありがとうございました。今年から15年ぶりにライオンズに復帰し、またこのユニフォームに袖を通すことができ、この場で引退ができ、でもまた新たなスタートとして、このユニフォームを着て指導させて頂くことに感謝し、一人でも多くの若い選手を育てていけるように自分を含め、コーチスタッフと共に頑張っていきたいと思うので、是非第2球場の方にも足を運んでください。

 

 

以上です。

松井稼頭央の新たな挑戦です。

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