2018年1月14日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』で引退を表明した福岡ソフトバンクホークスの攝津正について元横浜OBの斎藤明雄と野村弘樹が語っています。

 



攝津正の通算成績

282試合79勝49敗 1セーブ、73ホールド

82ホールドポイント、防御率2.98

 

 

野村 10年間の現役生活。プロに入ったのが26歳で遅かったんですかね。それでもいきなりセットアッパーで活躍してその後も先発でもやるという激しい10年間でしたよね。

 

斎藤 そうですね。

 

野村 密度が濃い10年間だと思いますね。

 

斎藤 プロに入って2年続けて70試合以上(2009年70試合、2010年71試合)投げてますから相当キツかったと思います。そこで監督が考えて3年目に先発になって、ちゃんと成績を残すあたりは本当に自分のピッチングを知り尽くしたピッチャーじゃないかなと思いますね。

 

野村 まあ、いきなりルーキーイヤーから70試合以上登板してホールド王も獲ってますからね。スゴいピッチャーですよね。(※2009年に34ホールド、39ホールドポイントでホールド王)

 

斎藤 3年目からは先発転向で二桁勝利。そして防御率もしっかりしている。2012年なんかは17勝5敗ですからね。

 

野村 沢村賞も獲ってますからね。(※2012年に沢村賞を受賞)

 

斎藤 本来ならリリーフから先発に転向して最初の年では10敗ぐらいしてもおかしくないんですよ。そこでちゃんと貯金6つできているのはスゴいと思いますよ。(※2011年は14勝8敗)

 

野村 うん。球威もちろんあったんですけど、一番はコントロールが良かったですね。両サイドに投げ分けるコントロール。あとは緩いカーブも持っているんですけど、この使い方が抜群に上手かったピッチャーという印象ですね。斎藤さんはどういう印象のピッチャーでしたか?

 

斎藤 バッターの読みをうまく外して、ストレートのキレが良かったですね。そしてカーブが生きてくる。小気味の良いピッチャーに見えましたよ。

 

野村 特にテイクバックが小さくて前が大きくてパーンっと叩けるピッチャーだったんで、バッターには見づらかったんじゃないですかね。

 

斎藤 そうですね。

 

野村 中継ぎ時代に最優秀中継ぎ(シーズン最多HP)と沢村賞を両方獲得したのは史上初なんですよね。斎藤さんは100勝100セーブされてるじゃないですか。

 

斎藤 はい。

 

野村 攝津投手の場合はセットアッパーから入って、ましてや2年間フル回転して、翌年から先発に入る。

 

斎藤 はい。

 

 

野村 これ先発から後ろになっていくピッチャーはいると思うんですよ。でも、セットアッパーから先発になるピッチャーって少ないでしょうし、成功例もあんまりないと思うんですよ。

 

斎藤 ないですよね。反対に極端に言うと、3イニング目以降は未知の世界なんですよ。

 

野村 ですよね。

 

斎藤 その辺で引退会見の言葉で「1イニングずつ、1人ずつ」というのが実感だと思いますよ。

 

野村 特に攝津投手が言うと説得力がありますよね。

 

斎藤 その通りですね。先発からリリーフをやるのはイニング数で短くなるだけで全力でいけるんだけど、セットアッパーから先発になると、どこでスタミナを温存するのかとか分からないと思う。

 

野村 でしょうね。

 

斎藤 だから常に1イニングずつ、1人ずつなんでしょうね。

 

野村 本当によくやりましたよね。3月に引退試合があります。攝津投手10年間お疲れ様でした。今後はまだ何をするか分からないですけども。

 

斎藤 苦労人ですからいい指導者になると思います。

 

野村 ブルペンコーチもベンチコーチも出来るでしょうね。

 

斎藤 出来ます。

 

野村 期待したいですね。

 

斎藤 そうですね。

 

 

以上です。

みんなの記憶に残るピッチャーです。

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