2019年2月20日に読売テレビで放送された『朝生ワイド す・またん』で阪神タイガースの福留孝介がインタビューを受けています。聞き手は読売テレビアナウンサーの森たけし(以下森)と小澤昭博(以下アナ)。
もくじ
リーグ最年長
森 福留さんがリーグ最年長野手らしいですね。
福留 そうですね。セ・リーグでは僕ですね。パ・リーグは福浦さんがいるんですけど。
アナ そうですね。
森 それは加減しながらちょっと長生きしようかなという感じですか?
福留 いや、気持ちはどうしても若い選手には「負けるか」と思っているので、そこでやっぱり無理していこうとしちゃうので。
森 うん。
福留 そうすると「あっ!」と思ったりする時にそれが手遅れになってしまってはいけないので、なるべく気持ち的には負けないけど、でも自分の中ではしっかりと我慢して抑えようと。
新キャプテン糸原
森 今度はキャプテンマークが外れたんですよね。
福留 はい。
森 やっぱり違うもんですか?
福留 変わんないですよ。逆に言えば、外れたからこそ糸原に気を使わせないようにっていうのを逆に気を付けてましたね。
森 へぇー。
アナ 糸原選手にはどんなことを言ったんですか? キャプテンとしてこうしろよ、みたいなアドバイスはしたんですか?
福留 いやいや、「お前は横着だからそのままやれ」って。
アナ はい。
福留 多分、他の若い選手だとちょっと考えすぎたりとか、キャプテンという肩書きが付いたことによって堅くなってしまうことがあると思ったんですけど。
アナ うんうん。
福留 でも、糸原に関しては社会人も経験していますし、皆が思っているほどかわいらしくて真面目そうでって感じじゃなく、あいつはちょっと横着なんで。
森 ハハハ(笑)
福留 やっぱりそういうところがあるから、向いていると思うんで。
森 男気があるという感じ?
福留 男気もありますし、手を抜くのも上手いです。
森 それはプロの選手としては?
福留 プロとして大切です。
森 抜くときは抜くのはいいことですね。
福留 だから、糸原って手を抜いているように見えない。一生懸命やっているじゃないですか。
森 はい。
福留 でも、ほぼほぼ手を抜いてやってる時がありますからね。
森 ハハハ(笑)
人生初の最下位で若手にイライラ
福留 僕は逆にそういう負けているゲームをどう戦うかだと思うんですよね。
森 うんうん。
福留 やっぱり勝っているゲームって何をやっても上手くいってるから勝ってるんで。負けているけども自分が何をしなくちゃいけないか。この1打席を無駄にしないっていう姿勢を持ってやっているか。それによって負けゲームがひょっとしたら勝ちに変わるかもしれない。
森 はい。
福留 それが勝ちに変わった時に、俺こういう気持ちでこの打席に立った時にスゴくいい一本になったっていうのが、また本人のプラスになる。
森 なるほど。
福留 だから、負けているゲームで傍から見て、なんか淡白だなっていうのは、僕ちょっと納得できないんです。
森 そうなんですよ。番組も勝った日の翌朝はやりやすいんですけど、負けた日の翌朝にどう放送するかというのがですね。
福留 そうですね。負けた時の翌朝は最初の「おはようございます」から暗いですもんね。
森 ハハハ(笑)
外野の若手がいない
森 外野手はどうですか?まあ、糸井さんと福留さんは決まってますわな。
福留 もう若い選手には出て来るならいつでもどうぞって言ってます。出てくるだけであったらいつでもどうぞって。
森 うん(笑)
アナ 実際に俺のポジションを脅かしてきたなって感じた若手はいます?
福留 今は全く分からないです。一緒にやってないんで。(※キャンプでは若手と混じってないからだと思います)
アナ 去年はどうでしたか?
福留 まあ、言い方キツイですけどいないですね。
森 フフッ(笑)
福留 言い方は偉そうだし、キツク聞こえますけど、やっぱり糸井が休んだり、僕が休んだりしていても、やっぱり「おっ!」っていう選手が最後まで定着したかっていうと誰もいないわけで。
アナ はい。
福留 だからなんかそこは寂しいですし「ん?」っていう感じに思います。
アナ 福留さんの気持ちをかき乱すような、そんな若手が出てきてほしいですね。
福留 そうですね。僕が言うと偉そうに聞こえちゃうんですけど(笑) 僕もそういう若手が出てくるのは歓迎します。
以上です。
外野の若手は物足りないですね。