2018年5月4日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のvsシアトルマリナーズ戦でMLB史上32人目の3000本安打を達成したエンゼルスのアルバート・プホルスについて対戦経験もある石井一久がフリーアナウンサーの上田まりえと共に語っています。
アナ またメジャーに一つの記録が刻まれましたね。
石井 まあ、メジャー史上32人目の快挙ですけども、色んな人が歩んできて32人てスゴくないですか?
アナ スゴいです。32人ですもんね。それではプホルスの3000安打を見ていきましょう。
【その映像を見ながら】
石井 やっぱり、プホルス選手はホームランだけじゃないですよね。こういうバットコントロールがあってライト方向にも打てるから率が残る。史上最強のバッターだと思いますし、こういう選手ってなかなか出てこないなあと。38歳4ヶ月の偉業達成ですよね。
アナ はい。
石井 まだ現役なので、どれだけ伸ばせるか楽しみですよね。
アナ そうですね。そして、こちらがプーホールズ選手の歴史です。
【モニターにそれが下記のように映される】
1安打(21歳) 2001/4/2 安打
1000安打(26歳) 2006/4/26 本塁打
2000安打(31歳) 2011/7/29 二塁打
3000安打(38歳) 2018/5/4 安打
アナ 1安打目が2001年4月2日、21歳でメジャーデビューしたときです。そして2006年には1000安打。そして2011年に2000安打を達成しています。こちらの映像をご覧ください。
【節目の記録の安打の映像を見ながら】
石井 (1安打目の頃は)まだ若いしスリムって言うんですけど、僕がピッチャーマウンドで見ていて、全くスリムな体じゃないんですよ。
アナ ほー。
石井 もうスゴい筋肉質で、またマウンドから見る風景、僕とも対戦したことがあるんですけど、パワーだったり存在感というのはスゴくてなかなかこういうバッターって出てこないんですけど。
アナ はい。
石井 シーズンで3割30本100打点を10シーズン連続でやっているバッターってそう簡単には現れないですよね。
アナ そうですよね。
石井 はい。
アナ 本当にデビューイヤーから迫力があるというか、貫禄があるプホルス選手ですが、石井さんが今仰っていたように2002年から2004年にかけて5試合対戦しています。
石井 はい。
【石井とプホルスの対戦成績】
11打数3安打、2HR 、四球3
アナ マウンドからどうなんですか?
石井 僕は3000本のうちヒットは3本打って頂いたんですけど。
アナ フフフ(笑)
石井 まあ、やっぱり凄いバッターですよね。先程も言いましたけど、マウンドとバッターボックスの間でしか感じられないっていう、プホルスの体以上の大きさ、オーラであったり、圧倒的な存在感ですよね。
アナ はい。
石井 バットスイングした時にバットが当たったボールスピードって、僕は色んな選手のボールスピードを見ているんですけど。
アナ はい。
石井 まあ、ピッチャーだから打たれるじゃないですか。そういう時にスピードを感じたのが、ホームランバッターのバリー・ボンズとプホルス選手の二人だけだなと。また、テレビで見ている選手色々いますけと、なかなかあのバットに当たった瞬間のボールスピードって感じたことがないものでしたね。
アナ 打球音も違ったりするんですか?
石井 なんて言うんですかね。硬球を打った感じじゃないんですよ。鉛の球を打ったようなボーンと重い音がするんで、それでまたアーチストのような放物線を描く見事なホームランを打つので凄い選手でしたね。
アナ 今日2本の安打を打って3001安打のプホルス選手ですが、まだ38歳ですからね。まだまだ記録が伸びていきそうですよね。
石井 そうですね。エンゼルスと10年契約を結んでいて今シーズンも含めてあと残り4シーズン契約が残っているんですけど、その間に170安打ずつを4シーズンで打っていくと、通算安打のトップ10に入る数字を残すんじゃないかと思うんですけど。
アナ そうですね。
石井 まあ、イチロー選手の3089本も凄いですけどね。
アナ イチロー選手の凄さというのもこの記録から分かりますよね。
以上です。
イチローと同じデビュー年で共に現役のレジェンド選手。プホルスも凄いですね。