2019年3月4日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』で読売ジャイアンツの正捕手争いについて巨人のコーチをしていた斎藤雅樹、ヤクルトで監督をしていた真中満、元横浜の高木豊がフジテレビアナウンサーの内田嶺衣奈と共に語っています。
アナ 巨人のキャッチャーについてですが、小林選手やおよそ4年ぶりに復帰した阿部選手もいますし、炭谷選手も新たに加入ということで、まさにキャッチャー争いは熾烈になりそうな今シーズンです。
真中 そうですね。去年は小林選手中心の起用もありましたけど、今年はFAで炭谷選手が入りました。雅樹さん、新しいキャッチャーが入りましたがどうですか?
斎藤 やっぱり炭谷は今までチームになかったものを引き出してくれる可能性はあると思うんですよ。
真中 そうですよね。
斎藤 その分ジャイアンツのピッチャーについて知らないこともあるので、コミュニケーションをしっかり取っていかないとなかなかいい成績が出ないということもありますよね。
高木 これ多分ジャイアンツはキャッチャー3人制にするよね。
斎藤 だと思います。
真中 阿部は代打で使いたいですからね。
高木 でしょ。でも大城がスゴく成長してるんだよね。
真中 うーん。
高木 これ斎藤さんだったらどうします?
斎藤 えっ。
真中 キャッチャー4人制とかは?
斎藤 いや、4人はないと思いますねぇ。
高木 慎之助がキャッチャーもやりながらファーストの内野手登録になるのか。
斎藤 それはないでしょう。ないと思います。多分、慎之助は代打じゃないですか。代打要員の一番手だと思いますけど。
高木 それでキャッチャーでしょ。
斎藤 はい。
高木 そうしたら二番手はベンチに絶対いなきゃいけないでしょ。
斎藤 そうですね。
高木 最後まで使われないよね。監督としては使えないよね。
真中 はい。最後のキャッチャーというカードは切りづらいですからね。
高木 そうしたら誰がレギュラーになって、慎之助がいて、二番手は誰になるんだろうって。
斎藤 うーん。
真中 まあキャッチャー4人制にして、そのうちの1人の阿部は代打に入れて使っていくというのもありますよね。
高木 そうしたら野手いなくなるよ。
真中 そうですねぇ。
斎藤 フッフフ(笑)
高木 そうですねじゃないよ(笑)
真中 それは原監督に考えて頂きましょうよ。僕らはそんな難しく考えなくていいですから。
高木 そこを解説するのが(笑)
真中 あっ、そこを解説するのがこの番組ですからね(笑) すいません(笑)
斎藤 ハハ(笑)
真中 まあFAで加入した炭谷に求められる部分ってどこになりますかね?
高木 やっぱりレギュラーでしょうね。
真中 うんうん。
高木 正捕手争いに必ずいてくれってことですよね。
真中 そうですよね。
高木 だから、もちろんジャイアンツのピッチャーは受けたことがないし、セ・リーグのバッターでそんなに知ってるバッターもいないだろうから。そこら辺で勉強はあるだろうけど、斎藤さんが言われるように新しいものを引き出してくれるかもしれない。
真中 そうですね。
高木 それは期待ですよね。
真中 雅樹さんもデーブさんと組んで新しいところを引き出してくれたと言ってましたがその辺を期待したいですよね。
斎藤 そうなんです。僕は右バッターにシンカーは投げなかったんですけど、デーブと組んだらそのサインを出した。最初は首を振りましたけど、後から聞いたら「何で投げないんですか?投げることによって右バッターにもシンカーがあると考えるようになる」と言われたんで。
高木 でも、斎藤雅樹はトップクラスのピッチャーだから、それをやってのけれるんですよ。
真中 なかなかやり慣れてないことはやりづらいですけどね。
高木 なかなか度胸がいるよね。
真中 まあ雅樹さんぐらいだったらその辺はね。
高木 お茶の子さいさいだね。
斎藤 いや、そんなことないです(笑)
アナ これから投手陣とコミュニケーションを取ってほしいですよね。
斎藤 これからオープン戦もあるんでどんどん受けてほしいですね。
高木 炭谷は「巨人投手陣は真面目だ」って言ってたね。
斎藤 言ってました。
高木 本当に真面目なの?
斎藤 真面目ですよぉ。
高木 言ってましたって去年まで受け持ってたんでしょ(笑)
斎藤 もう間違いないです。真面目です。
以上です。
炭谷が基本線でしょうけどベンチがどうなるかも色々ありそうです。