2019年4月7日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.埼玉西武ライオンズ戦で試合には負けたものの強力打線相手に8回無失点の好投を見せた北海道日本ハムファイターズの有原航平戦について元南海阪神の江本孟紀、元日ハムの岩本勉、ヤクルトで監督をしていた真中満がフジテレビアナウンサーの杉原千尋と共に語っています。
この日の有原の投球内容
8回117球 被安打3 奪三振11 四死球2 失点0
岩本 江本 真中の解説
岩本 有原はスゴく調子のいい投球を続けていました。
アナ はい。
岩本 前回に続きスゴくいい投球だったんです。江本さん、不振だった去年との一番の違いは右打者へのインサイドの投球なんですね。
江本 なるほどね。
岩本 なかなか投げれなかったんですよ。
江本 有原は身長もあるからね。あの投げ方でインコースに来たらバッターはイヤだろうね。
岩本 はい。そしてインコースへのシュート気味のツーシームもあるんですけど普通のストレートもシュート軌道でいくんですよね。なのでアウトコースのスライダーもスゴく決まってると。
江本 あの辺を意識してインハイに投げるって難しいじゃないですか。そんなに練習するわけじゃないしね。
岩本 えぇ。
江本 だからインハイ、アウトローというのはやっぱり基本で対角線で投げられればピッチャーは楽じゃないですか。
岩本 はい。
江本 今日はそれがやっぱり良かったんじゃないですか。
岩本 バッターとしてこの有原はどうですか?真中さんは左バッターですけどグイグイインサイドに投げ込んでくるというのはバッティングのバランスとかもちょっと変わってくるんじゃないですか?
真中 そうですね。今日の有原は全部のボールが良かったですね。その中でもストレートとチェンジアップです。
岩本 はい。
真中 チェンジアップは非常に抜けてましたんで西武打線が非常に苦しんでましたよね。
岩本 腕振れてましたよぇ。
真中 振れてました。
岩本 チェンジアップで見逃し三振というのがけっこうありましたもんね。
真中 低めに決まったり、ストライクゾーンにポコっと残ったりしてたんで、それが逆に打ちづらかったんでしょうね。
岩本 なるほど。
江本 それにしてもこのチェンジアップは素晴らしいね。
真中 そうですね。
江本 クソ握りじゃないの?
一同 (笑)
岩本 ボールを鷲掴みしますよね(笑)
真中 チェンジアップは若干クソ握りじゃないですか?(笑)
岩本 まあそうですね。そのまま包み込んで(鷲掴み)投げますからね。
江本 今日は低めにかっちり決まってた。
岩本 皆さん、誤解のないように。野球界ではボールを包み込む鷲掴みをクソ握りと若干言われたりするんです。
アナ そういう表現なんですね。
岩本 そうなんです。
以上です。