2019年4月9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.オリックスバファローズ戦で今季初のサヨナラ勝ちをした千葉ロッテマリーンズ。この試合の第1打席で見せた角中勝也の変態的なインロー打ちについて元横浜の野村弘樹、元中日巨人の井端弘和、元横浜の斎藤明雄がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。
この日の角中の打撃内容
1打席目 センター前ヒット
2打席目 ショートゴロ
3打席目 セカンドエラー
4打席目 センターホームラン(打点2)
5打席目 敬遠
角中のヒーローインタビューの一部
角中 (同点ホームランは)チェンジアップだけをケアして、あと真っ直ぐは全部叩こうと思ってました。本当の4番がどっか行っちゃったんで、戻って来るまでは頑張ってカバーします。
井端 野村弘樹らの解説
アナ ロッテが延長10回にサヨナラ勝ちです。
野村 何と言っても9回裏に同点ホームランを打った角中ですよね。井端さん、角中の2ランホームランも見事なんですけど、1打席目のセンター前ヒットがあったじゃないですか。
井端 はい。
野村 こういうバッティングって角中らしいと言えばそれまでなんですけど、このへんのテクニックについて井端さんはどう思われます?
井端 やっぱり極限までボールを引き付けられる勇気があるのが大事だと思います。
野村 はい。
井端 みんないいポイントで打ちたいと思ってスイングしにいくんですけど、角中の場合は本当に引き付けて引き付けてここまでっていうところまで引き付けられるんで。本当に肩が開かず、我慢してバットが内から出てくるんで。
野村 はい。
井端 なかなか打ち取るのが難しいバッターの一人かなと思いますし。
野村 斎藤さん、ピッチャーもあれ打たれたらたまらんですよね(笑)
斎藤 もう投げる球がない。
野村 ないですよね(笑) あんな打ち方をされて、それも芯に当ててますからね。
斎藤 そう。それで「追い込まれたらどうするの?」って聞いたら「首で打つ」って言ってたからね。ネック打法って言ってた。
野村 へぇ~。井端さんが言うように今、一番ボールを引き付けて打てるバッターかな?
井端 そう思いますね。あとこの打席は多分変化球を待ってたと思うんですよね。
野村 はい。
井端 それでもあの真っ直ぐをあそこに運べるというので、だからバッターボックスで余裕を持って追い込まれても変化球を待てるという。
野村 なるほどね。
井端 なかなか打ち取るのが難しいのかなと。
野村 そこも技術と度胸とパワーもいるでしょうね。
以上です。