2019年4月23日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.阪神タイガース戦で先発し、そこまで打つわけではない阪神打線に6失点を喫した横浜DeNAベイスターズのドラフト1位ルーキー上茶谷大河について元横浜の野村弘樹、元巨人の井端弘和がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。
アナ DeNAは阪神に負けて6連敗です。
野村 うん。チームも心配なんですけど、僕はやっぱり先発の上茶谷も心配なんですよね。
アナ はい。
野村 オープン戦、開幕戦も見ました。今日は見ててもスゴく淡泊に見えるんです。井端さん、今日の上茶谷をご覧になって何か感じることはありました?
井端 そうですね。真っ直ぐのスピードも感じなかったですし、スライダーもほとんど曲がってなかったので。
野村 曲がってないし、指先にかかってない印象ですよね。
井端 そうですね。それでボールを押し出してる感じしかしなかったので、やっぱり角度もないんでバッター的には怖くなかったと思いますね。
野村 再三ボールが中に行ってましたしね。やっぱりコントロールも良くなかったですよね。
井端 そうですね。その辺で福留選手が真っ直ぐ系のボールに対していい当たりをよくしてたんですよ。
野村 はい。
井端 それで福留選手にホームランを打たれたときも初球に真っ直ぐなんで、配球的にもまた問題だったかなと思いますけど。
野村 うーん。プロ初登板のヤクルト戦が非常に良かったんで今日の投球フォームと並べて比較してもらいました。
野村 4月2日のヤクルト戦の第1球と今日(4/23)の阪神戦の第1球を比較しました。タイミングが変わっているの分かりますかね。投げ方は変わってないんですよ。
アナ うんうん。
野村 投げ始めるタイミングは一緒なんですけど、今日は軸足に残ってる時間が明らかに少ないんです。ということはそれだけフォームが淡泊で体の開きが早いので。やはりバッターも用意ドンで構えてタイミングも変わってるんですよね。
アナ うーん。
野村 だから僕はスゴく淡泊に見えました。井端さん、これだけピッチングフォームがアッサリしているとバッターから見てどうですか?
井端 そうですね。ピッチングフォームに合わせてバッターはタイミングを取るので、ピッチャーの足が着いたときに自分がさあ行こうという体勢を取ってて、ボールを投げてきてくれるんで本当にタイミングが取りやすいと思います。
野村 そういうことですよね。だから一言で言うとピッチングフォームに粘りがないんですよね。
アナ うーん。
野村 用意ドンでいって今日なんかは明らかにリリースが早いので。それで4月2日のヤクルト戦では足を上げて左足が着くまでの時間が明らかに長いんですよね。軸足にしっかりと溜めてリリースできているので。だから、ここで明らかな変化ができているので、こうなってしまった原因をしっかりと考えて早く戻してやらないとズルズルいくんでね。
アナ 疲れなんですかね?
野村 それもあるんでしょうかね。そこも考えていかないといけないと感じました。
アナ 次回こそ初勝利を期待したいですね。
野村 そうですね。
以上です。