2019426日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のvs.アナハイムエンゼルス戦に今季6試合目の先発登板しましたが敗戦投手となったニューヨークヤンキースの田中将大のピッチングについて斎藤隆がフリーアナウンサーの山本萩子と共に解説しています。

 

この日の田中の投球内容

52/3 89被安打6 奪三振1 与四球3 失点6

今季22敗 防御率3.60(4/26の試合終了時点)

 

 

試合後の田中のコメント

田中 何より点差が開いた直後にあのような形になってしまったんで。チームの勢いをそいでしまうような投球になってしまったので。それがあの後のゲーム展開にも繋がっていったと思うので。そういう部分でスゴく悔しい登板になりましたね。

 

斎藤隆の解説

アナ ヤンキースの連勝も止まり、田中投手も2敗目。序盤が好調だっただけにあの5回が悔やまれますね。

 

斎藤 そうですね。ただ、私は初回から変化球の制球にとても苦労しているという印象を持ちましたね。

 

アナ やはりスプリットの制球でしょうか?

 

斎藤 そうですね。やはりスプリットの調子が悪かったですね。

 

アナ しっかりと見極められていると。この日、スプリットを23球投げて空振りは0球でした。

 

斎藤 そうなんですよ。この辺りでもう少しバッターに反応してもらうと非常に助かるんですけど、全くバッターが反応してくれないんですよね。特に真っ直ぐとの割合がスプリットとの関係性があると思うのですが。

 

アナ なるほど。田中投手のフォーシームの平均球速がこちらです。

 

田中将大 フォーシーム平均球速
2016年149.0キロ
2017年148.5キロ
2018年147.7キロ
2019年(4/26時点)147.0キロ

 (出典;Baseball Savant)

 

 

アナ 2016年から見ると落ちてきていますね。

 

斎藤 そうですね。徐々にスピードが落ちてることによって関係性の高いスプリットの効果を軽減させてしまっているんじゃないかという印象ですね。

 

アナ やはり真っ直ぐがあってこそのスプリットということですね。

 

斎藤 そうですね。それがどうしてもバッターに反応してもらえないということになってますね。

 

アナ なるほど。でも、田中投手はスプリットの調子が悪いときはスライダーで対応していくイメージがあるんですが、そのスライダーも今日は32球投げて空振りが1球しか取れませんでした。

 

斎藤 そうなんですね。いいときだとスプリットからスライダーに切り替えてアウトを取るんですが、今日の田中はスライダーも良くありませんでしたね。

 

アナ どの辺りが気になりましたか?

 

斎藤 特に肘の位置がちょっと微妙に下がってるんですよ。この辺りでボールを同じような軌道で投げているつもりでも肘が低いことによってバッターに見極められてしまう。

 

アナ うーん。

 

斎藤 この違いがバッターには大きい違いに見えて楽に見極められている原因になってますね。

 

アナ 去年と比べても下がっていますね。

 

斎藤 はい。昨年との違いがこうやって結果に表れてますね。

 

アナ 下がるとどのような影響が出るんでしょうか?

 

斎藤 外側に腕が出るので、どうしてバッターとしては見れる時間が長くなりますね。

 

アナ はい。

 

斎藤 腕の角度がほんのちょっと上がってくるだけで、ボールにいい角度が出るんですが、今の田中は角度が少し低いんですよね。

 

アナ なるほど。次回登板では修正してきますかね?

 

斎藤 これは腕で調整するんじゃなくて、体全体でもう少し角度をつけた形で肘を上げていってほしいなと。次回の登板に期待したいと思います。

 

 

以上です。

肘が下がるとボールが見やすくなる。
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