2019年5月20日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のvs.フィラデルフィアフィリーズ戦で今季10試合目の先発。6回3失点のシカゴカブスのダルビッシュ有のピッチングを小早川毅彦がフリーアナウンサーの山本萩子と共に解説しています。
この日のダルビッシュの投球内容
6回95球 被安打4 奪三振7 与四球3 失点3
2勝3敗 防御率5.06(5/21の試合終了時点)
ダルビッシュの試合後のコメント
ダルビッシュ 5回までは自分の中でかなり良かった。でも、逆に変化球に頼り過ぎた感があって、それが6回になって最後のリアルミュートもコツンと軽く当てただけやけど、野手の間に抜けるやろうし。速球が良くなってきているので、次はもうちょっと真っ直ぐの配分を多くしてもいいかなと思います。
マッドン監督の試合後のコメント
マッドン 今までで一番良かった。本人も自信がついたはずだ。
小早川の解説
アナ ダルビッシュ投手は6回3失点。5回までは無失点に抑えていたんですが、3勝目とはなりませんでした。
小早川 はい。勝ちはつきませんでしたけど、ここまでシーズンベストの投球だったんじゃないかと思います。
アナ はい。
小早川 それを予感させたのが、初回の先頭打者・マカッチェンとの対戦でした。
アナ いきなり三球三振でしたよね。
小早川 はい。このゲームの初球がフォーシームなんですけど、素晴らしいところに決めました。そして2球目がツーシームで空振り。コントロールが課題と言われている速球系で簡単に2ストライクに追い込んだんですよね。そして3球目にカットボールで見逃し三振。好打者のマカッチェンも手も足も出ませんでした。
アナ はい。組み立ては速球系で追い込んで、変化球で仕留めると。
小早川 そうですね。
アナ そして6回の3失点なんですよね。
小早川 6回に打ったリアルミュートの第1打席では見逃し三振。そして第2打席では外の変化球で内野ゴロ。そして問題の6回の第3打席では、バッターは過去の2打席で素晴らしいボールが続いていたので、そこをある程度イメージしてきますよね。
アナ はい。
小早川 そこを狙われていたと思いますね。
アナ 第3打席の決め球も変化球をストライクゾーンの枠のアウトローの角に投げ込んでいますから厳しいコースですよね。
小早川 そうですね。第1打席、第2打席も同じようにアウトローの角を攻められていますので、バッターはそこをある程度イメージしますので、そこを狙われたんだと思いますね。まあ、これは仕方ないかなと思いますよね。
アナ そうですよね。ただ、投球の内容としては良かったですよね。
小早川 良かったです。次回登板も楽しみですね。
以上です。