2019年6月8日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のvs.ボストンレッドソックス戦に先発し、8回無失点の好投を見せ勝利投手になったタンパベイレイズのチリーノスのピッチングを斎藤隆がフリーアナウンサーの上田まりえと共に解説しています。
試合後のチリーノスのコメント
チリーノス ノーヒットノーランは意識していなかった。ヒットを打たれた後はよりリラックスできた。
斎藤の解説
今季7勝2敗 防御率2.87(6/8の試合終了時点)
アナ レイズ先発のチリーノス投手、レッドソックス打線を抑えて7勝目をあげています。
斎藤 はい。チリーノス投手はこの試合、変化球がどれも素晴らしかったです。シンカー、スプリット、スライダーが主な球種なんですけど、どの球種も相手がタイミングを取りづらそうにしていて空振りをしていたんですよね。
アナ はい。
斎藤 投球フォームも独特で足をゆっくり上げて、踏み込む時に体が開くんですよね。このフォームは日本ではあまり良しとされないんですけど、彼はこれでも抑えますよね(笑)
アナ うーん。けっこう変わった投げ方ですよね(笑)
斎藤 そうですね。本当に変わってますね。
アナ この試合でチリーノス投手が投げた球種の割合がこちらです。
フォーシーム | 1球 |
ツーシーム | 1球 |
シンカー | 59球 |
スプリット | 24球 |
スライダー | 15球 |
チェンジアップ | 1球 |
アナ フォーシームとツーシームというストレート系の球がそれぞれ1球ずつしか投げてないんですよね。
斎藤 そうですよね。このフォーシームとツーシームを1球ずつ投げていて、これの意味はどういう事なのかちょっと気になりますけど、シンカー・スプリット・スライダーがほとんどなんですよね。
アナ はい。
斎藤 アクセントになっている球種がスライダーですね。ツーシームもスプリットもシンカーもやや沈み込みながら逃げて行くボールなんですけど、それに対してスライダーがあるので、その他の変化球に絞り切れないというところでしょうね。
アナ これだけストレート系が極端に少ないというのは珍しいですよね。
斎藤 僕も記憶にないぐらいですね。この試合でも6回に1-2塁のピンチを背負うんですけど、それでも彼はしっかりと抑えるんですよね。こういうところからもいい投手だなと思いますね。
アナ しかも、まだ2年目の25歳です。
斎藤 いいピッチャーがレイズには出てきますよね。本当に楽しみですね。
アナ またヤンキースとの首位争いもかなり白熱していますからね。ゲーム差がたったの0.5です。
斎藤 そうですね。何かレイズ寄りで応援したくなりますね。
以上です。