2019年6月24日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でオールスターの思い出について元横浜の平松政次、元日ハムの岩本勉、元横浜の斎藤明雄がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。
もくじ
平松政次の思い出
岩本 平松さんはオールスターに出られて何か思い出とかはありますか?
平松 私は昭和44年に初めて出るんですけど、最後のゲームが福岡の平和台球場だったんですよ。(※1969年の第3戦)
岩本 はい。
平松 それで私がマウンドで投げている時に電気がバーンと切れて停電しまして。
岩本 はい(笑)
平松 それでグランドにみんな集まって座って話をしたもんですよ。
岩本 停電の原因とかは何かあったんですか?
平松 なんか虫が入ったとか何とかで大した理由はなかった(笑)
岩本 昔、広島市民球場で蛇が電圧計に触れてしまってショートしたというのがありましたけどね。
平松 でもね、この時に芝生の上で王さんとかとディスカッションしたのがその後に思い出になりましたね。
斎藤明雄の思い出
岩本 なるほど。明雄さんは何か思い出ありますか?
斎藤 我々の時は3試合のオールスターだったんですけどね、1982年に延長になって、その時は4時間の延長15回制だったんですよね。
岩本 はい。
斎藤 第2戦で雨の中で7回から投げて5イニング投げました。
岩本 5イニング!?3イニングの決まりではなく?
斎藤 うん。5イニング。延長に入ったらそういうのは関係なかったんで。
岩本 なるほど。
斎藤 8回に同点になった時には、バッター平野さんが打った打球が水たまりで止まって内野安打で同点になってそれで延長に突入。この時はずっとリリーフをやっていたんですけどね。それから家に帰ってから当時の監督の関根順三さんに電話で怒られた。褒められるのかなと思ったら怒られた。
岩本 はい(笑)
斎藤 「シーズンで投げてないのに大丈夫か?」と(笑)
平松 その時は何か賞は貰ったの?
斎藤 貰いました。みんなが「斎藤がMVPだ」と言っていたんですよね。
岩本 はい。
斎藤 MVPには車が贈られるんで、免許がないしどうしようかと考えていたけど全然選ばれなかった(笑)
一同 (笑)
岩本 でもオールスターでの5イニングは最長ですよね。
斎藤 それまでは山根さんが4イニングが最長だったんですけど、僕が5イニングで、その後に3イニングという規定ができて、それ以上投げるのはなくなりましたけどね。
岩本 へぇー。スゴいですね。
岩本勉の思い出
アナ 岩本さんは何かありますか?
岩本 僕は3年連続でオールスターに出場して、3年連続でMVPを献上しているんですよ。
1999年 第3戦 中村紀洋が岩本からHR→MVP
2000年 第1戦 ペタジーニが岩本からHR→MVP
一同 (笑)
岩本 まさにお祭り男。
平松 ガンちゃんは3敗してるの?
岩本 いえ、負け投手ではないんですけど。
平松 あっ、そうなんだね。でもMVPということは貴重な場面での得点だからね。
岩本 そうです。いくら宴と言いつつも、こんな宴会男はいないと思います。
平松 もうガンちゃんが投げるとセ・リーグのバッターは喜んだんだろうね(笑)
岩本 今、自分のVTRを見て恥ずかしいのと、自分のピッチングを見て「レベル低いなあ」と思ってしまうんですよね。でもやっぱり松井選手、新庄選手、ペタジーニ選手と華がある選手がMVPをサーっと持って行くんだなと。
平松 獲らせてあげたんでしょ?(笑)
岩本 いや、もういつもそういう事を言っていたんですけど、松井選手に打たれたVTRでは曲がり切らないカーブをキッチリ捉えられていますしね(笑) そして新庄選手にはフルカウントから蚊が止まるようなボールなんですよね。
アナ (笑)
岩本 そりゃ飛んでいきますよね。そしてペタジーニですよね。僕とペタジーニは同級生なんですよ。
アナ はい。
岩本 それでペタジーニの奥さんが僕のオカンと同級生なんですよ。
アナ えぇ!?
岩本 それでペタジーニのお母さんは自分の同級生のお母さんやから自分と照らし合わせて全部答え合わせができるんですよ。そんなオチだらけの岩本のオールスターの思い出でした。
以上です。