2019年7月5日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース』でこの日vs.読売ジャイアンツ戦で先発した横浜DeNAベイスターズの今永昇太。6回裏に巨人の丸佳浩に打たれたホームランについて横浜で監督をしていた大矢明彦、元横浜の高木豊、元ロッテの里崎智也がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
2球目 ストレート⇒ボール(バント)
3球目 スライダー⇒ボール(バント)
4球目 スライダー⇒ファウル(バント)
5球目 ストレート⇒ボール
6球目 ストレート⇒本塁打
高木 今永は6回裏、DeNAは1点ビハインド、ノーアウトランナー2塁でバッター丸の場面で、5球目のフルカウントになるボールがインローの素晴らしい真っ直ぐだと思うんですよ。判定はボールなんですけど。
大矢 はい。
高木 このあとに大矢さんだったら何を要求します?
大矢 僕なら曲げますね。
高木 曲げますか。その理由は何ですか?
大矢 理由はやっぱりストレートが続いていることと、それからフルカウントになったらバッターというのは打ち気が8割がたあるんですよね。
高木 うんうん。
大矢 それでランナーが1-2塁ということで、やっぱりフルカウントになったボールが丸にとっては見逃せたストレートでね。バッターとしたらあそこで真っ直ぐ一本待ちができるんですよね。
高木 そうですねぇ。
大矢 僕なら例えフォアボールになったとしても、曲げますね。
高木 なるほどね。里崎さんならどうしますか?
里崎 うーん。
高木 素晴らしいボールのあとの球って難しいと思うんですけど。
里崎 2球連続ってやっぱりなかなか続かないと思うんですよ。
高木 うんうん。
里崎 そうなったときに若干甘くなる可能性があると考えれば大矢さんが言われたように、曲げておく方が無難ですよね。だからそこで裏をかいたのかどうかは分かりませんけど、固執し過ぎたDeNAバッテリーと柔軟に対応した丸の差がこうなったのかなと思いますね。
高木 バッター目線からすると、素晴らしい真っ直ぐがボールになって、ボール半分でも甘くなったらめちゃくちゃ甘く感じますよね。
里崎 そうですよね。
高木 やっぱり曲げておく方が正解だったのかなという気がしますけどね。
大矢 試合展開での余裕のありなしが関係したかもしれやいね。
以上です。