2019年7月6日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のvs.オークランドアスレチックス戦で先発し7回3失点で敗戦投手となったシアトルマリナーズの菊池雄星の投球を小林雅英がフリーアナウンサーの上田まりえと共に解説しています。
菊池の試合後のコメント
菊池 ボール自体も前半戦で一番良い手応えがありました。前回のアスレチックスには早い段階で打たれましたけど、その相手にまた違うピッチングが出来たというのは後半戦に繋がりますし、また自分のボールにスゴく自信が持てるマウンドになったと思います。
小林が解説
今季4勝6敗 防御率4.94(7/6の試合終了時点)
アナ 菊池投手、前半戦最後の登板でしたが勝利とはなりませんでした。
小林 そうですね。7回に逆転を許してしまったんですけど、本人も言っているように菊池投手らしい投球が出来ていたんじゃないかなと思います。
アナ では振り返っていきましょう。
小林 今日の菊池投手は高めにボールがいくことが多かったんですけど、今までは丁寧に投げようというところで腕の振りが鈍っていたと思うんですけど、今日はしっかりと強いボールを高めに投げて勝負できていたので、その辺が自分の手応えに繋がっていたんじゃないかなと思いますね。
アナ 今日は球数も抑える投球もできていましたね。
小林 そうですね。
アナ 今日の菊池投手のフォーシームの配球はどうでしたか?
小林 少し高めが多いかなという感じですけど、菊池投手は速い強いボールを投げて、そして低めの変化球でバッターをコントロールしていくタイプだと思いますので、フォーシームを低めにコントロールするというよりも、高めに強いボールを今日は投げられて、いい投球ができていましたね。
アナ 普段はカーブを多めに投げている印象ですけど、今日は3球だけだったんですよね。
小林 そうですね。その辺でもフォーシームに手応えを感じたからこその配球だと思いますね。
アナ では菊池投手の前半戦についてはどのように見ていますか?
小林 新しい環境になってよくやっているなと思いますし、前半の開幕当初は首を振ることが多かったんですけど、最近は少なくなってバッテリー間でいいコミュニケーションが出来ているんじゃないかなと思いますね。
アナ 小林さんは実際にメジャーで投げていた経験がありますがどうだったんですか?
小林 僕は1イニングだけなので、自分の投げたいボールをどんどん投げるということで首を振る事が多かったんですけど、登板が増えることによってキャッチャーが僕のことを理解してくれたので、少しずつ首を振る事が減っていきましたね。
アナ なるほど。菊池投手はまだシーズンの半分だけですもんね。
小林 そうですね。まだ半分だけなのでこれからも成長いくでしょうし、後半戦が楽しみになる今日の投球になったと思いますね。
以上です。