2019年9月6日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs東京ヤクルトスワローズ戦で今季ワーストタイの6連敗となった読売ジャイアンツのチーム状態について元横浜の高木豊、元中日の立浪和義、元日ハム阪神の片岡篤史がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
アナ 巨人はヤクルトに敗れて今季ワーストタイの6連敗。7月31日以来、打順を入れ替えて臨んだんですけど。
高木 やっぱりそれだけ状態が悪いということなんでしょうね。
アナ 機能せずでしたが。
高木 片岡さん、打順を変えてきました。昨年、阪神もだいぶ変えたと思うんですけど。
片岡 はい。
高木 この巨人を見てて、打順を変えたことについてどうですか?
片岡 まあ色々な考え方はあると思うんですけど、丸と坂本を入れ替えたんですよね。
高木 はい。
片岡 とにかくジャイアンツの場合は打ち勝つという戦略だったと思うんですよ。もしくはバントをできるバッター、または足の速いバッターを上位に入れるという打順の変更かどちらかと思うんですよね。
高木 うんうん。
片岡 ただ、今日のジャイアンツの場合は打ち勝つという戦略でこういう並びにしたと思いますね。
高木 なるほど。立浪さん、片岡さんも言いましたけど、バントをできる選手を上位に置くという考え方はどうですか?
立浪 これから優勝争いになって1点を取る重みが出てきたときに、そういうバッターがいた方がいいと思いますよね。
高木 僕は1番亀井でもいいと思うし、2番に増田でもいいと思うんですよ。足を使えてバントもできる。
立浪 はい。
高木 それで坂本・丸という並びでもいいと思うし、ゲレーロ・丸でもいいし。もう坂本・丸を離してもいいと思うんですけど。
立浪 まあそうですね。いずれにしても今の得点源は丸・坂本の両選手ですよね。
高木 そうですね。
立浪 この2人の前にいかにランナーを置くか、というね。
高木 はい。
立浪 それで今日はその2人が打てなかったわけですから。ランナーを返せなかったというところで、連敗中で見ていても雰囲気が重いんですよね。
高木 そうですよね。片岡さんには坂本・丸を離すという考え方はないですか?
片岡 もちろんそれもアリだと思いますよね。ただ、そこはバッティングコーチと監督の考え方ひとつなんで。
高木 そうですね。
片岡 ただ、そんなに変えても真ん中にはみんな実績のあるバッターが多いんでね。
高木 はい。
片岡 ここで思い切って変えるか、離さないかというところですよね。逆に言えばこういうバッターでも不調な時ほどエンドランをかけるとか、そういうようなことも打てないときは少しアリかなと思いますけどね。
高木 そうですね。ピッチャーの守備のミスだとか、色々ありましたけど、やっぱり打ち勝つことしかジャイアンツにはないと思うんですよね。
アナ はい。
高木 だから頑張ってほしいと思いますし、原監督の笑顔がちょっと救いでした。
以上です。