2019年9月29日にフジテレビで放送された『S-PARK』で今シーズンで現役を引退する読売ジャイアンツの阿部慎之助について谷繁元信がフジテレビアナウンサーの中村光宏と共に語っています。
アナ 最後はちょっと気になる終わり方でしたよ。
谷繁 ねぇ。ハッキリ言ってほしかったですね(笑)
アナ 阿部選手とのやり取りは覚えていますか?
谷繁 慎之助にはしょっちゅう話し掛けていました(笑)
アナ 気を逸らそうと思って。
谷繁 やっぱり集中されると技術がある選手ですから、確実に打たれる気がしてたんで、どうしても注意を逸らしてやろうと。
アナ 阿部選手は谷繁さんのことが印象に残っているようでしたね。
谷繁 そうですね。
アナ 谷繁さんから見た阿部選手はどんな選手でしたか?
谷繁 やっぱり『度胸のある選手』。
アナ 度胸というのは?
谷繁 例えばキャッチャーでいうと、遊び心がスゴくある選手なんですよね。
アナ ほー。
谷繁 それで相手バッターを弄ぶような度胸をつけていったと思うんですよ。
アナ 裏をかくリード。
谷繁 そうですね。そういう配球をできるようになりましたし、僕の若手時代もそうだったんですけど彼も最初はキャッチャーとしてはどうなんだろうと疑問を持たれていたんですよ。
アナ はい。
谷繁 それを自分で評価を上げていきましたから。そして打つ方では狙い球を絞ったらそれを確実に捉える技術がありましたよね。
アナ 狙い球を絞って。
谷繁 もうその時は高い確率で打つ技術を持ってましたね。
アナ なるほど。キャッチャーで2000本安打を記録したのは野村克也さん、古田敦也さん、そして谷繁さんに次いでの4人目です。偉大なキャッチャー阿部選手に何か一言はありますか?
谷繁 やっぱり本音としてキャッチャーだけで2000本打ちたかったと思うんですけど、でも2000本打ってホームランも400本打って、本当に凄い記録を残したと思います。とにかくCSと日本シリーズの最後まで頑張ってください!お疲れ様でした。
以上です。