2019年10月16日に読売テレビで放送された『朝生ワイド す・またん』で史上最高のドラフトと言っても過言ではない1968年の大豊作ドラフトを山田久志と読売テレビのアナウンサーの森たけしと同じく尾山憲一(以下アナ)が語っています。
もくじ
山田久志のドラフト
1967年 西鉄 ドラフト11位指名→入団拒否
1968年 阪急 ドラフト1位指名 →入団
アナ 山田さんは1968年に阪急からドラフト1位指名されて入団されました。実はその1年前に1967年に西鉄からドラフト11位指名を受けていました。
森 これはなぜ入団を拒否されたんですか?
山田 自分の中では入りたかったんですけど、誰一人として賛成してくれなかった。
森 それはご家族の方ですか?
山田 家族もそうだし会社ももちろん。周りに「お前はまだ無理だ」って。
森 意志が弱いんですね。
山田 はい(笑)
一同 (笑)
アナ 周りの意見は大事です。まだ若いですからね。
森 同じ電鉄系の会社ですよね。
山田 拒否はしたけど嫌いじゃなかったんですよ。稲尾さんのファンだったしね。
1968年のドラフト1位
アナ ただ、1968年のドラフト1位は早々たるメンバーですね。
西武 東尾修 阪神 田淵幸一
中日 星野仙一 大洋 野村修
森 これはスゴいメンバーですね。
山田 その時代はドラフト1位同士で競い合うからね。それで周りからドラフト1位はゴチャゴチャと言われるからね。
アナ 「あいつ獲っておけば良かった」とかね。
山田 そうそう。よく言われる。
アナ でも山田さんの頃は当時テレビ中継なんかもなかったですし、どの様に連絡を受けたんですか?
山田 私は全然知らなかった。それで夕方か何かに会社の上司から「ちょっと来い」と呼ばれて行ってみたら「おめでとう」と言われて何のことか全く分からなくて。
森 ほー。指名挨拶みたいなのはあったんですか?
山田 あのね、ドラフト1位の時は早かったです。西鉄から11位で指名された時は来ませんでした。
アナ そうだったんですか(笑)
阪急のメンバーが凄すぎる
アナ ただ、この当時の阪急の指名メンバーが物凄いんです。
山田 そう!これを見て!
2位 加藤秀司 2055安打
7位 福本豊 2543安打
12位 門田博光 2566安打
※門田は入団拒否し翌年南海に2位でプロ入り
アナ 山田さん以外にも2位に加藤秀司さん、7位に福本豊さん。
森 あっ、門田さんも指名されていたんですか。
アナ 門田さんは入団拒否をされたんですが、後に南海に入団。みんな名球会。
山田 みんな同年代だからね。
森 この時の阪急さんのスカウトはスゴかったんですね。
山田 そうだね。福本さんが7位だからね。
アナ それを考えるとこの年の阪急のドラフトは門田さんを入れて4人ですからね。
山田 こんなのはこの年の阪急ぐらいだね。
森 そら強いはずだわ。
アナ 黄金メンバー申し上げていいと思います。
以上です。