2020年2月1日にBS1で放送された『球辞苑』で成瀬善久がチェンジアップについて語っています。
―握りについて
成瀬 握りはよくサークルチェンジと言われているんですけど、人差し指を縫い目にかけて、薬指を上にしてそれも縫い目にかける。
―投げ方
成瀬 僕の場合は投げるときに真っ直ぐ投げないんですよ。真っ直ぐ投げるとあまり良くない。何て言うんですかね、窓を拭く感じですかね。肘を支点にして窓を拭くようにする。
―リリース
成瀬 肘を支点にして窓を拭くように腕を振って、その中でリリースの瞬間はできるだけ指を親指から順番に曲げていくようにする。
成瀬 最初はこの位置ぐらいからリリースで。
成瀬 それで指を順番に曲げていくので、右バッターに対してアウトコースに逃げるように変化するんです。こっちからこういうイメージで投げる。
―リリース位置が悪い場合
成瀬 腕の位置が顔から遠くなると。
成瀬 アウトコースに大きく外れてストライクゾーンにいかないんで。
―チェンジアップの注意点
成瀬 あとアウトコースに逃げる分、真ん中近辺に投げちゃいけないんです。真ん中近辺に行くと、インコース寄りから真ん中に変化すると、打ちやすいんで。だからコースにちゃんと投げることを計算しておかないとダメですね。
以上です。
チェンジアップの名手のイメージ。