2020622日に関西テレビで放送された『報道ランナー』で新型コロナに感染したり、遅刻して2軍落ちしたり、更に故障もしてしまった阪神タイガースの藤浪晋太郎について山本昌が関西テレビアナウンサーの新実彰平と共に語っています。

 

最近の藤浪晋太郎の出来事
5月28日 練習に遅刻
6月  3日 右胸の張りで緊急降板
6月19日 阪神2軍vs日本生命に登板

 

アナ まず最近の動きですけども、振り返るのも申し訳ないんですが、5月末に練習に遅刻されてファームに落ちるということがありました。昌さんはこれについてはどう思われていますか?

 

山本 遅刻は駄目ですよ。私は32年間、無遅刻・無欠席でしたから。ただ、やっぱりこれは本人も反省してますね、野球で取り返すと。晋太郎はこれしかないんですね。もうしっかりやるしかないです。

 

アナ そういう中で本人も張り切られていたと思うんですが、ちょっと胸に張りが出て緊急降板というのも大変心配でしたけれど、でもすぐに復帰されましたね。

 

山本 1週間でピッチングも再開しましたからね。

 

アナ 一安心かなと思います。そして619日に日本生命とのゲームに登板されました。その内容がこちらです。

 

6月19日の藤浪の登板内容
1回 被安打1 奪三振1 MAX153キロ

 

 

アナ 1イニングを投げて被安打1、奪三振1、ストレートは153キロを計測したということなんですね。現段階でこの球速が出たということも含めて昌さん、いかがでしょうか?

 

山本 怪我さえなければブルペンでも150キロ出るピッチャーなんで、全然まだ153キロじゃ足りないと思います。

 

アナ はい。まだまだ調整段階という感じですかね。

 

山本 そうですね。ちょっと現状を説明させてもらいます。

 

アナ はい。

 

山本 これからはこれなんです。(※フリップを出す)

 

フリップ内容
第1段階 抜け球はなくなった
第2段階 勝つための調整をせよ

 

 

アナ 現状としては抜け球はとりあえずなくなっている。

 

山本 これどういうことかというと、ここ34年はね、とにかく右バッターに抜けてしまうボールを直すための調整しかしてないんです。

 

アナ はい。

 

山本 ただ、彼は5年前にタイトルを獲ってるんですよ。そのタイトルを獲った時のボールを自分が知ってるんですね。

 

アナ うーん。

 

山本 これからはそういうボールを投げれるように自分でやっていく時期が来たんです、やっと。

 

アナ なるほど。

 

山本 これで彼が自分のポテンシャルを出し始めたら、また二桁を楽に勝つピッチャーに戻りますので。今、やっと抜け球がなくなった。今度は自分のボールを良くする段階。恐らく藤浪投手は今のボールで二桁勝てるとは思ってないです。

 

アナ そうですか。

 

山本 やっと抜け球がなくなった段階。これからここでやってこうよっていう段階にやっと入った。

 

アナ その抜け球がなくなる段階までせっかく昌さんの指導もあって、ここまで来たのに色々あって、また戻っちゃったんじゃないかと心配している人もいるんじゃないかと思います。この第1段階の『抜け球はなくなった』というのはしっかりとキープできてるっていう事ですか?

 

山本 日本生命戦の投球フォームの写真を見ると、恐らく形は全然崩れてない。

 

アナ おぉ、そうですか。

 

山本 このままいってほしいなと。ただ、もっともっといいボールを投げれます。普通に投げれば155以上の球を投げるので。その中で球の質を考えてほしいですね。

 

アナ 実戦で結果の出る形を追い求めていただきたいと。

 

山本 はい。

 

 

以上です。

これからが大事やぞ。(今年2度目)
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