2021年2月15日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2020』でキャンプ中盤、広島カープのドラフト1位ルーキーの栗林良吏について元横浜の斎藤明雄と元ヤクルト広島の笘篠賢治がフジテレビアナウンサーの黒瀬翔生と共に語っています。
アナ 広島はドラフト1位ルーキーの栗林投手が注目です。苫篠さん、どのように見ていますか?
愛知黎明高―名城大―トヨタ自動車―広島
苫篠 はい。力がありますし、ウイニングショットのフォークもありますしね。
アナ はい。
苫篠 それでインタビューにしても自己分析が非常にできる選手で、本当に今すぐにでも解説者になれるんじゃないかというぐらいです。
アナ あっ、そうなんですね。
苫篠 スゴい理論を持っています。ただ、今のチーム事情の中では先発も後ろもありますけど、特に後ろが決まっていない状況なので後ろが適正なのかなと思いますけど、まずは先発として調整をしながらだと思います。まあ、社会人ナンバーワン投手という触れ込みで入っただけに去年の森下と同様にドラ1の選手には期待がかかりますよね。
アナ はい。明雄さんはこの栗林投手への期待はいかがですか?
斎藤 ボールの質から見ると、クローザー的な存在になっていいのかなという印象があるんですよね。
アナ はい。
斎藤 真っ直ぐの角度もありますからね。バッターからするとテイクバックが小さいので、フォームに惑わされて、ボールの出所が分からないボールだと思うので、タイミングが取りづらいのかなと思います。それでカットボールにフォークボールがありますからね。だからクローザーに適してそうな感じもしないでもないですね。
アナ ほぉー。
苫篠 まあ、ここまでのキャンプを見ていると、若干ストレートが外れるのが高めになるんですよ。
アナ はい。
苫篠 やっぱり膝元に投げる確率が上がってくると、より面白くなってきますね。これからのキャンプでちょっとブルペンを見てほしいんですけど、ストレートがちょっと高めのベルト付近に外れることがけっこうあるんでね。そこをもう少し修正できるようになってくると面白いですよ。
斎藤 フォームを見ていると上から投げ下ろそうとするからリリースのタイミングが合わずに高めに抜けてしまうというのがあるから、その辺で下半身主導を上手くすればコントロールも落ち着いてくるのかなという感じはありますけどね。
アナ まだまだ成長できる選手でもありますね。
斎藤 まだまだです。
以上です。