2021年5月26日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.阪神タイガース戦で試合終盤に値千金の逆転15号ホームランを放った千葉ロッテマリーンズのマーティンについて、そして冴えた井口監督の采配について元横浜の野村弘樹、中日で監督をしていた谷繫元信、楽天で監督をしていたデーブ大久保がフリーアナウンサーの柴田阿弥と共に語っています。
アナ 交流戦の初戦にロッテが終盤に勝ち越して阪神に勝利しました。谷繁さん、この試合のポイントはどちらでしょうか?
谷繁 やっぱりマーティンでしょ。
大久保 そうですよね。
谷繁 追い込まれてもあれだけ振れますかって話ですよ。だからこそパ・リーグのホームランランキングのトップなんでしょうけどね。
大久保 うんうん。野村さんなら抑えるならどうします?
野村 日曜日(5/24)にも左の早川からごっついホームランを打ったじゃないですか。
大久保 はい。
野村 まあ球が甘かったとはいえ、谷繁さんが言われたようにフルスイングされるというのはピッチャーにとっては気持ち悪いですからね。
大久保 肩口からのカーブとはいえ、しっかりと曲がってますからね。
野村 そうですね。
大久保 恐るべしだわ。
アナ 谷繁さん、他にも気になったポイントはありますか?
谷繁 井口監督の采配ですね。
大久保 ほぉー。
谷繁 まず7回表の攻撃、2点ビハインドにも関わらずランナー1塁でエンドランをして仕掛けるんですね。
大久保 なかなかやれないですよね。
谷繁 そうですね。そこから鳥谷を代打に出してタイムリーで1点差に詰め寄るんですね。
大久保 はい。
谷繁 そして8回表はマーティンの逆転ホームランの後にノーアウト2塁という場面で4番の安田にピンチバンターを送ったりもして。
大久保 そうですね。
谷繁 まあ、この場面で送りバントは失敗したんですけど、選手たちがベンチの動きを感じ取っているんですよね。
大久保 なるほど。その後に2点差に広げるタイムリーを打ったレアードも「バントを失敗したんなら俺が返す」という事でしっかりとランナーを返しましたからね。
谷繁 そうですね。
以上です。