2021年5月26日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.読売ジャイアンツ戦で自己ワーストとなる被安打12、5失点で4敗目を喫した東北楽天ゴールデンイーグルスの岸孝之について元横浜の野村弘樹、中日で監督をしていた谷繫元信、楽天で監督をしていたデーブ大久保がフリーアナウンサーの柴田阿弥と共に語っています。
今季2勝4敗 防御率4.47(5/26の試合終了時点)
ウィーラーの一発に沈む・・・
アナ 楽天が巨人に敗れました。野村さん、この試合のポイントはどこになりますか?
野村 岸ですね。4回で被安打12なんですよね。
大久保 はい。
野村 それで3イニングで2回に1点、3回にも1点取られて2失点してるんですけど、その時点で被安打8なんですよね。1つ1つのボールはそんなに悪くなかったんですよね。
大久保 はい。
野村 3回まででまともに打たれたのはスモークに投げたストレートをホームランされたボールだけで、あとはチェンジアップもカーブもタイミングは外してるんですけど、それを上手く拾われたり、外野の前に落ちたりで物凄く苦労したんですよね。
大久保 はい。
野村 それで空振りもなかなか取れないですし。だから1つ1つが少しだけ中に入ってるんで、そこをまず修正しないといけないというのもありますね。あとはジャイアンツ打線が岸のチェンジアップやカーブがある程度は頭の中にあって対策をしていたんだろうなっていうのがありますね。
大久保 なるほど。谷繁さんは岸をどう見ました?
谷繁 僕が岸に感じるのは、変な力感があり過ぎると思うんですよ。
大久保 あっ、今の状態はそうなってる?
谷繁 はい。勝ててないっていうもあるだろうし、もっと力強く投げたいという思いがあるのか。だからタイミングをズラそうとしてもズレないんですよね。
大久保 力が入ってるとそうなりますよね。
谷繁 岸って楽に投げてる感じでビシっとボールが来るからタイミングがズレるんですけど、今の岸には強く投げようとする力感が出てるんですよね。
大久保 なるほどね。
以上です。