2021年6月27日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦でカード3連敗を喫し、6月2度目となる3連敗となった福岡ソフトバンクホークスベンチのこの日の采配について元ヤクルト広島の笘篠賢治、元日ハムの岩本勉、横浜で監督をしていた大矢明彦がフジテレビアナウンサーの海老原優香と共に語っています。
アナ ソフトバンクは楽天に敗れて6月2度目の3連敗です。笘篠さん、気になったところはありますか?
笘篠 ソフトバンクは上位のオリックスや楽天を追い掛けるという立場の中で、この6月は悪いと言いながらも、どこかで相手にプレッシャーを掛けたり、チームの雰囲気を変えていかなきゃいけない中で、今日は5回表に2アウトから作ったチャンスでのバッターが川瀬でした。ここで代打を考えると長谷川や川島がいるんですけど、これは終盤に取っておきたいというところで今宮、明石、真砂などの代打を使わずに点が取れずでした。
岩本 はい。
笘篠 そして9回表1点ビハインドでノーアウト1塁でバッター甲斐という場面で送りバントのサインでした。ここでひっくり返してやろうと考えるならバスターとかバスターエンドランもできるんですけど、手堅く送りバントを選択して同点狙いなんですよ。
岩本 うんうん。
笘篠 これも結局、甲斐は送れずにそのまま1点差で負けてしまったと。まだまだ思い切っていける駒はあると思うんですけどね。
岩本 ちょっと手堅いですかね。
笘篠 はい。ソフトバンクのチーム力を考えると、まだ慌てるような雰囲気ではないと思うんですけど、盛り上がるような使い方や采配もあっても良かったのかなと思いますよね。
岩本 なるほど。大矢さん、ホークスベンチの采配面で笘篠さんは同点狙いのような采配や攻撃がちょっと物足りないという事なんですが、ソフトバンクについてはどのような感想をお持ちですか?
大矢 一番感じてるのは工藤監督だと思うんだけど、やっぱり戦力がないよね。
岩本 あぁ。
大矢 9回は「同点でもいいかな」っていう感じだったと思うんですよ。ソフトバンクは引き分けの数が12球団で一番多かったと思うんだけど、凌いでるという場面だと思うんで、中盤ぐらいに思い切って代打を出して自分の方に流れを持って来ようというにはまだ踏ん切りがつかないような、そんな打線なんだろうなという感じがしますね。
岩本 はい。
大矢 それとソフトバンクに対する他チームからは強い当たりが、もうライバルはソフトバンクを何とかブッ叩いてやろうという戦い方をしてきてるよな。
岩本 各チームから対策されていると。
大矢 はい。
以上です。
笘篠の言い分は外部にいるから簡単に言える事なんでしょうね。