2021年6月27日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.東京ヤクルトスワローズ戦で成長の跡を見せた読売ジャイアンツの大城卓三のリードについて元日ハムの岩本勉と横浜で監督をしていた大矢明彦が語っています。

 

岩本 大矢さん、今日の大城のリードはどうだったんでしょうか?

 

大矢 今日の試合、ヤクルトは古賀がスタメンマスクで巨人は大城と若いキャッチャーが

2人出てましたよね。

 

岩本 えぇ。

 

大矢 それで大城は先発の高橋優貴の特徴をよく掴んでると思うんですよね。今日のヤクルトの5番オスナに1打席目にインローのスライダーをホームランされたんですよ。

 

岩本 はい。

 

大矢 そして2打席目ではどう攻めるのかなと、スゴく注目したんですね。2球で追い込んで、3球目はボール、そして4球目に即勝負とはならずにインサイドのストレートを投げさせてボールにしたんですよ。

 

岩本 うんうん。

 

大矢 平行カウントになるんだけど、次にアウトコースのスクリューを決めたらほぼ振りますよね。普通は低めでゴロを打たせようと考えるんですけど、5球目にもう一度インサイドにストレートを投げてサードゴロに抑えるんですよ。

 

岩本 はい。

 

大矢 これはよっぽど自分の読みが的確でいかないと、インコースのストレートは要求できないんですよね。その辺で今日の試合で前半にダブルプレーが2つ取れたんですけど、バッターをよく見ているなと。今年は盗塁もかなり刺してますし、僕らが考えるキャッチャーとしてかなり成長したな、と思わせてくれるリードでしたね。

 

岩本 大矢さんは大城に指導をされた事もあるということで、その移り変わりなんかでもスゴく成長を感じさせる今日のリードだったんですよね。

 

大矢 中学生の頃だったんですけどね。今は原監督が本当に一人前にしようと思って厳しく指導していると思うんだけど、何か今日の試合でプロのキャッチャーらしい駆け引きができるようになったなというのが見えて嬉しかったです。

 

 

以上です。

何かと叩かれていた大城のリードに成長が見えた。
おすすめの記事