2021年7月14日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.福岡ソフトバンクホークス戦で1ヵ月ぶりの勝利となる4勝目を飾った東北楽天ゴールデンイーグルスの岸孝之のピッチングについて元横浜の斎藤明雄、ヤクルトで監督をしていた真中満、広島で監督をしていた達川光男がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。

 

岸のヒーローインタビューの一部

 先制点を取ってもらったので、何とか逃げずに攻めたピッチングが出来たかなと思います。いい形で前半戦が終われたので、後半戦も何とかこの調子を維持して練習してきたいと思います。

 

 

岸を語る

この日の岸の投球内容
6回102球 被安打5 奪三振7 四球2 失点2
今季4勝6敗 防御率3.65(7/14の試合終了時点)
久々の炭谷とのバッテリーで4勝目!

 

アナ 楽天がソフトバンクを相手に連勝で前半戦を締めくくりました。明雄さん、この試合のポイントをお願いします。

 

斎藤 やはり岸投手だと思いますね。

 

真中 はい。

 

斎藤 今日は岸と炭谷でベテランバッテリーを組んで「攻めのピッチングができた」と言っていて真っ直ぐで攻めたという感じですが、私は今日の岸は緩急で上手くバッターを攻めたという感じですね。

 

真中 うーん。

 

斎藤 例えば甲斐に対しては1打席目に全球カーブで三振に打ち取っていた中で2打席目は初球と2球目にストレートを投げて2ストライクに追い込んだんですね。

 

真中 はい。

 

斎藤 甲斐の頭にはカーブが来るというのがある中でまた真っ直ぐで見逃し三振と、手も足も出ない三振でした。これはキャッチャーの炭谷が岸のいいところを引き出してるなあという感じに見えましたね。

 

真中 やっぱり緩いカーブって投げる方はけっこう勇気がいるじゃないですか。

 

斎藤 怖いですよ。

 

真中 でもそれを思い切って使ってましたね。

 

斎藤 だからこそまた真っ直ぐが生きてくるという感じになりましたよね。緩いカーブで逃げているように見えるけど、逆に攻めるピッチングだったと思いますね。

 

アナ はい。達川さんはリードした炭谷選手についてはどうでしたか?

 

達川 やっぱり楽天は若いキャッチャーばっかりだったんでね。この炭谷の補強は大きいですよね。やっぱりベテランだけあってバッターへの洞察力にスゴく長けてますよね。

 

真中 うんうん。

 

達川 だから若いキャッチャーだと5球も続けてカーブはよう要求できないですよ。

 

真中 そうですよね。

 

達川 それでカーブで頭が一杯のときに真っ直ぐを投げさせたりね。そういうのが炭谷は上手いですよね。

 

真中 うんうん。

 

達川 それと炭谷は西武、巨人、楽天と渡り歩いていますけど、一番ノビノビもやってますね。

 

一同 ハハハ(笑)

 

アナ そう見えるのかもしれませんね(笑)

 

 

以上です。

ベテランキャッチャーで安心感があるんでしょうね。
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