2021年8月19日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.横浜DeNAベイスターズ戦で118日ぶりの先発登板となった阪神タイガースの藤浪晋太郎のピッチングについて元横浜の高木豊と斎藤明雄がフリーアナウンサーの黒澤詩音と共に語っています。
今季3勝3敗4H 防御率4.70(8/19の試合終了時点)
4ヵ月ぶり先発も5回持たず・・・
アナ DeNAが阪神に勝利。明雄さん、阪神で気になったポイントをお願いします。
斎藤 やはり先発の藤浪ですよね。まあ4回2/3で4失点で102球投げたんですけどね。今日の試合では良い藤浪と悪い藤浪が出てしまった。
高木 はい。
斎藤 初回いきなり桑原にヒットを打たれて2番の森に対して梅野が捕れないボールを投げてしまったのも悪い藤浪が出てボールが抜けてしまってますよね。そして3回ぐらいになってくると肘が上がってきて、角度のいいボールを投げるようになった。だからボールを叩き付けるんじゃなくて、しっかりと叩いてる。
高木 なるほど。
斎藤 それによってボールの威力も増して、スライダーが上手く抜けて空振りが取れる。苦手にしている柴田に内角低めで空振り三振取ったボールは打てません。
高木 素晴らしいですよね。
斎藤 縦振りのフォームで上から下へボールが行ってますからね。
高木 阪神にとって藤浪が先発で使えるか使えないかっていうのはスゴく大きいと思うんですけど、明雄さんから見て先発藤浪はどうですか?
斎藤 私は使えると思いますね。
高木 なるほど。
斎藤 3回のピッチングフォームで投げればいいんじゃないかなと。悪い藤浪は変な力みが出てしまってる。力みのあった立ち上がりは腕の振りが横振りでした。
高木 はい。
斎藤 3回以降は上からボールを叩くというフォームなので、だからキャッチボールから肘の角度を考えてやればいいと思います。ブルペンだけではフォームは固まらないので、その辺を考えてやっていけばフォームも固まって、藤浪らしいピッチングが出来るんじゃないかなと思いますけどね。
高木 なるほど。
斎藤 相手バッターが嫌がりますからね。
高木 そうですね。
以上です。