2021年9月24日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦で6回4失点で3敗目となったオリックスバファローズの宮城大弥のピッチングについて元横浜の野村弘樹と中日で監督をしていた谷繫元信がタレントの稲村亜美と共に語っています。
今季11勝3敗 防御率2.44(9/24の試合終了時点)
気になる左打者対策
稲村 オリックスが楽天に敗れました。谷繁さん、この試合のポイントをお願いします。
谷繁 宮城のピッチングですね。あのね、宮城のピッチングでちょっと前から気になっていた事がずっとあって。
稲村 何でしょうか。
谷繁 左バッターに対してのインサイドの使い方で、それがほとんどないんですよね。だから今日も左バッターにタイムリーを打たれたのも踏み込まれてるんですよね。それで今年のシーズン序盤の方で左バッターにデッドボールを当ててるんですよね。
稲村 はい。
谷繁 それから左バッターへの投球、そして自分がそこに投げようという姿勢がちょっとないんですよ。もうその情報も相手に行ってるわけですから、左バッターが全然腰を引かないんです。みんな踏み込んでますから。それで外一辺倒になるんで、どうしてもピッチングが偏って苦しくなるんですよね。
野村 うーん。やはり今日見てても左バッターに対してインコースに構えるのがほとんどないですよね。
谷繁 ないです。だからインコースを使うのってストレートだけじゃなくていいと思うんですよ。
野村 うんうん。
谷繁 だから野村さんなんかはスクリューとかで、どちかと言うと左バッターにインサイドを投げるのが苦手でしたよね(笑)
野村 はい。だって大概は左ピッチャーは左バッターが嫌いなのが意外と多いんですよね。
谷繁 そうなんですよ。だから宮城も最近勝てない原因が僕はそこにあると思ってるんですけど。
稲村 インサイドを攻め切れないのはツラいですよね。
野村 だから一回整理して、なかなか勝てなくなったというのを考えた時に、やっぱり左バッターへのインコースという答えが出ると思うんですよ。やっぱりそこはやっていかなきゃ、これから大事な試合がありますからね。
谷繁 そうなんです。まだまだ先が長いピッチャーですから、そこをちゃんとクリアにしていけば僕はもっと勝てるピッチャーだと思います。
以上です。