2021年10月2日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.福岡ソフトバンクホークス戦で自身13連勝となる16勝目を飾ったオリックスバファローズの山本由伸のピッチングについて元横浜の高木豊と中日で監督をしていた谷繫元信がタレントの井森美幸と共に語っています。
山本のヒーローインタビューの一部
山本 初回から大量リードを援護してもらったので、とにかく気持ちを楽に投げられました。(ノーヒットノーランの意識は)ヒットが打たれてないとは思ってたんですけど、また今シーズンか来シーズンくらいには(笑)
山本を語る
今季16勝5敗 防御率1.42(10/2の試合終了時点)
3度目の完封で自身13連勝!
井森 オリックスがソフトバンクに勝って首位をキープ。豊さん、山本投手が13連勝です。
高木 凄いですねぇ。どんな球種でも三振を取れる。
井森 出てきたら負けないという感じがしますもんね。
高木 本当にそうですよ。それで初回に4点援護したんですよ。それでいつもはそんなに点を取ってくれないからリズムが狂っちゃって。その攻撃で30分ぐらいあって2回表のマウンドに上がるのを待たされたんですよ。
井森 えぇ。
高木 それで先頭バッターにフォアボールを出したりでリズムに狂いがあったんですけど、まあ実に安定感抜群でした。
井森 そうですねぇ。谷繁さん、キャッチャー目線で山本投手はいかがですか?
谷繁 楽っていうか、どの球種でも勝負球になるし、どの球種でもカウントを作れるし、スタミナはあるし、もう凄いピッチャーです。
高木 だから初回の4点で相手も戦意が喪失するんだよね(笑)
谷繁 間違いなくそうでしょ。『もう負けだ』っていう。だから逆にオリックスからすると、『山本で負けたら仕方ない』という感じですよ。
井森 諦めが付くというか。
谷繁 はい。
井森 なるほど。豊さん、完封できた要因というのはどの辺になりますかね?
高木 やはり守備の集中力ですよね。先の塁に行く前に殺してくれるとう。結局、得点圏には行かなかったんですよね。ランナー1塁で2塁で封殺とか、そういう事を着実にしてくれてたんですよね。そういう事を積み重ねることで山本へのプレッシャーも変わってきますし、取りたいところでゲッツーを取れればリズムも狂わない。
井森 えぇ。
高木 野球って、抑えられて1点取られたらガラっと流れが変わる時もあるんで、コツコツと先の塁に行かせない守備というのはゲームの中では地味ですけど、ナイス判断だと思います。
井森 好プレーという事ですね。
高木 そうです。
以上です。