2021年10月25日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦で勝利したオリックスバファローズ。その中で自身15連勝、今季18勝目となる完封勝利を飾った山本由伸のピッチングについて元横浜の野村弘樹と横浜で監督をしていた大矢明彦がフジアナウンサーの黒瀬翔生と共に語っています。

 

山本のヒーローインタビューの一部

山本 とにかく勝つことがだけを考えて腕を振りました。試合前のブルペンからボールがけっこう行ってたので自信を持って腕を振れたと思います。相手の結果待ちという事になったんですけど、最後信じて僕も待とうと思います。1年間応援ありがとうございました。またここから熱い戦いをしていきたいと思います。

 

 

山本を語る

この日の山本の投球内容
9回122球 被安打4 奪三振7 四球1 失点0
今季18勝5敗 防御率1.39(10/25の試合終了時点)
自身15連勝でシーズン最終戦を飾る!

 

アナ オリックスが楽天とのシーズン最終戦を試合を勝利し、優勝へ大きく前進しました。野村さん、この試合のポイントをお願いします。

 

野村 山本ですね。

 

アナ はい。

 

野村 最終戦で勝っておきたい、また勝たなきゃいけない試合で、9回まで球威が落ちる事なく素晴らしいピッチングでした。特にストレート。あれだけ数多く投げている中で、そのストレートがヒットになったのは銀次に打たれた1本だけだったんですね。

 

アナ はい。

 

野村 あとは空振り、ファウル、見逃し、ポップフライというところでストレートが抜群に良かった。その中で緩いカーブ・カット・フォークが来るので楽天打線は連打が難しかった。

 

アナ うーん。

 

野村 なかなかヒットが出ない中で今日は山本の出来以外にポイントがないなというぐらいのピッチングでしたね。

 

アナ なるほど。これで球団新記録となる15連勝となりました。大矢さんは今日の山本投手のピッチングをどう見られましたか?

 

大矢 今日の試合を(他の試合の担当だから)ちょこちょこと見てたんだけど、左バッターの懐をガンガン攻められる。あそこのコントロールの良さが今日は抜群でしたね。

 

アナ うーん。

 

大矢 バッターが常に攻められる感じがして余計にフォークが効いたんでしょうね。

 

アナ なかなか攻略の糸口が見えないまま試合が終わってしまったという感じでしょうか。

 

大矢 もうやられまくりだなという感じでしたね。

 

アナ それだけ山本投手が素晴らしいピッチングを見せましたが、これでパ・リーグ投手5冠も決定しました。

 

山本由伸の5冠成績
18勝5敗 奪三振206 完封4 勝率.783 防御率1.39

 

アナ 野村さん、今シーズンの山本投手は本当に素晴らしい成績を残しました(笑)

 

野村 もう文句の付けようがないですよね。1人で貯金13個作ってくれてるわけですからね。これだけの数字を残してるとなると、山本が投げる試合は落とせないしと。更にはオリンピックを含めて1年間活躍したピッチャーですよね。

 

アナ えぇ。大矢さんはこの成績を見て、どうでしょうか。

 

大矢 この数字を見れば一目瞭然で言う事がないんですけど、でも今年のオリックスの場合は優勝という今までにない喜びとしてある中でのピッチングだったんで、待たなきゃいけないというのを本人も言ってたんですけど、優勝を抜きにしてもシーズンとしては悔いのないシーズンを送れたんじゃないかな。

 

アナ はい。山本投手の投手5冠は史上8人目の快挙です。

 

 

以上です。

優勝するチームにいるエースというピッチング。
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