2021年11月12日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日の千葉ロッテマリーンズとのクライマックスシリーズファイナルステージステージ 第3戦でオリックスバファローズの9回裏の3連打の場面について元横浜の野村弘樹、元近鉄西武の金村義明、横浜で監督をしていた大矢明彦がタレントの稲村亜美と共に語っています。
稲村 オリックスがロッテを下して日本シリーズに進出です。9回裏、最後の3連打はスゴかったですね。
野村 金村さん、ここの攻撃は見事でしたね。
金村 見事でした。今日のゲームは最初から最後まで見どころ満載で長いゲームでしたけど、引きずり込まれましたね。ただ、ロッテ先発の岩下は完璧なピッチングでしたけど、1球に本当に泣きましたしね。
野村 はい。
金村 今日のゲーム展開からして完全にロッテの勝ちゲームなんですけどね。それをも全員野球で、この9回裏が象徴してますよね。
野村 この9回裏のを振り返っていきたいんですけど、ロッテは先頭のT-岡田がヒットで出塁してシフトを敷いてじゃないですか。
金村 Tー岡田はシーズン中にロッテ益田から3ランを打ったりもしてましたよね。今日は追い込まれてから上手く拾って出塁と。それで次の打者の安達がバント上手いんですけど、1球目にバント失敗したんですよ。
野村 はい。
金村 失敗して、すぐにバスターに切り替えて大成功ですよね。そして恐らくバントが決まってたら最後の野手で残っていた頓宮をピンチヒッターで使おうと考えていたと思うんですよ。でも安達が繋いでしまったから、そのまま小田ということで。もうロッテベンチは100%、もう120%でバントだと決めてかかりましたよね。
野村 うんうん。
金村 それも内野に外国人選手のエチェバリアがいるもんですから、ピッチングコーチが行って更に確認作業もしてたと思うんですけど、そこで間合いがあったんですよね。それで1球目からブルドッグシフトを敷いてね。
野村 ロッテ側がですね。
金村 はい。それを見抜いた中嶋監督が初球からバスターを決断するんですよね。ここでしっかりとバスターを決めた小田も見事ですけど、ここで切り替える中嶋采配も見事でしたよね。
野村 うーん。大矢さん、9回は相手も100%バントだと決めてもいい場面だったと思うんですよ。特に1-2塁になった時点で尚更。
大矢 はい。
野村 この作戦はどう考えられます?
大矢 そうですねぇ。なかなか出来ない作戦ですよね。
野村 うんうん。
大矢 例えばシフトの裏を突こうと考えないとバスターのサインは出せませんからね。そういう意味では中嶋監督は大勝負に出たなと。それが見事に当たりましたよね。
稲村 勇気ある決断でしたね。
以上です。