2021年11月21日にTBSで放送された『S☆1』でこの日のオリックスバファローズvs.東京ヤクルトスワローズ 日本シリーズ 第2戦を落合博満がオレ流解説をしています。
試合前
―2戦目の注目点は?
落合 両左腕投手(宮城と高橋)が出てくるんだろうけど、お互いのピッチャーの投げっぷりですよね。
試合開始
―両先発の立ち上がりについて
落合 宮城の場合は色んな球種でカウントを稼げるというのはあるでしょ。ただ、高橋の場合は真っ直ぐ一辺倒だった。真っ直ぐに絶対的な自信を持ってるってことでしょうね。まあ、お互いに持ち味を出してるんじゃないですか。
―こういう展開だと監督は座して待つ?
落合 それで間に合うかどうかです。待ってたらゲームが終わっちゃう可能性があるし。
―この三球三振(最後は見逃し)について
落合 この見逃し三振が分からない。2ストライク取られてるわけでしょ。真っ直ぐを見逃して、ただ帰ってくるってのだけはどうも理解できなくてね(笑) 振れよっていう(笑)
落合 初めてランナーを置いてセットで投げるというのは気持ち悪いもんですよ。
落合 ここを0で押さえたのは大きいですよね。ましてや初めてのランナーで、連打を浴びての0というのは。
―継投について
落合 これで8イニング目に行くかどうかですよ。ベンチとしては1イニングでもこのまま多く投げてくれればと思ってるでしょ。
―落合監督ならどうする?
落合 あぁ、まだ行かせるけどね。
―12回までの延長を考える?
落合 そこまでのシナリオを考えてるでしょう。
―簡単に先頭打者を出したように見えたが
落合 うーん。ちょっとボールが高くなってるような気がしないでもないかな。
―宮城はここで降板(7回2/3 被安打5 失点1)
落合 ピッチングとすれば悪くないけど、これで1-0で負けたら、『あそこが悔やまれる』ってなるだけでね。『良く投げた』っていうのはやっぱり勝ちに繋がって初めて良く投げたと言えるだけであって、負けたら何もないということですよ。
―試合の総括
落合 高橋が良く投げたということです。それに尽きるんじゃないかと思います。宮城はよくあそこまで投げたなっていうことは言えると思う。でもオリックスは負けたという事だからね。1点取られようが10点取られようが負けは負けですから。
以上です。