2022年4月10日にフジテレビで放送された『S-PARK』でオリックスバファローズとの対戦で完全試合を達成した千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希のピッチングについて藤川球児がフジテレビアナウンサーの佐久間みなみと共に語っています

 

この日の佐々木朗希の投球内容
9回105球 被安打0 奪三振19 四球0 失点0
28年ぶりの完全試合達成!

 

アナ 藤川さん、佐々木朗希投手のスゴさを改めてお願いします。(※番組の構成で藤川が格言みたいなのを言います)

 

藤川 分かりました。佐々木投手とは令和の怪物ではありません。『時空を超えた怪物』です。

 

アナ おぉ。時空を超えちゃってるんですね(笑)

 

藤川 超えました。超えたでしょ。だって歴史上で一番ですよ。

 

アナ 確かに。完全試合なんですけど、そういう試合ではありがちなラッキーな出来事とかもない完全試合でしたよね。

 

藤川 言葉の通り、パーフェクト、完璧です。

 

アナ 大谷投手よりも上ということですか?

 

藤川 大谷投手は二刀流なので、冷静に判断はできないですけど、同年代のときの大谷投手と比べても遜色はないというか。もう時空を超えましたから。また、この感動が次の世代、佐々木投手を超えてくる世代が今後また出てくると思うと嬉しいですね。

 

アナ なるほど。佐々木投手の深掘りしていこうと思います。先月の取材でこんな事を言っていました。

 

ここでしばらくVTRが流れます。その中でストレートについて色々と語り、そのストレートの握り方を見せてくれた。山本由伸のストレートの握りとの比較しています。

 

 

 

1枚目が山本由伸2枚目が佐々木朗希。よくある握りは人差し指と中指を少し離して投げるのだが、佐々木朗希は人差し指と中指をくっ付けて握る。これは幼少期からやっており、力が伝わる握りということでこの握りをしてる。

 

 

アナ ストレートの握り。人差し指と中指をくっ付ける方が力が入ると佐々木投手は語っていました。藤川さんはストレートの握りはどうなんでしょうか?

 

藤川 僕は完全に(佐々木朗希と同じ)くっ付ける握りです。

 

 

アナ くっ付ける。

 

藤川 はい。この握りで投げるとホップ成分が非常に強いんですよね。ストレートは浮き上がる、フォークは縦に腕を振れる。だから低めに投げるのがあまり得意じゃなかった。

 

(続けて)

 

藤川 だから山本由伸投手とかのような人差し指と中指を離す握りは低めに抑えた球を投げられる。人差し指と中指をくっ付けるとボールに対する支点が少ない分、縦にボールを切りやすくてスゴくホップするんですよね。だからスプリットとか、ほとんど持ち球が僕と同じなんで。今の話とは関係なんですけど、プロ野球の歴史上で僕が一番の奪三振率なんですよ。

 

アナ はい。

 

藤川 それを上回っているので、僕もまた一回現役やろうかなって(笑)

 

アナ 藤川さんに火を点ける(笑)

 

藤川 それぐらい。まあ佐々木投手も言ってましたけど、あの握りで投げるのは非常に難しいと。今は佐々木投手は体重が90キロぐらいなんですね。もっと体が出来てくるとシュート回転もなくなります。僕自身がそうでした。

 

 

アナ それで藤川さんに聞きたいんですけど、先々週の藤川さんは今季の佐々木投手についてホップステップジャンプの今はステップの段階だと仰ってましたけど、これでもまだステップの段階ですか?

 

 

藤川 これを1年間続けないといけないですし、さっきも言ったようにまだ体重が90キロなんです。それでゲームが終わっても1キロしか体重が減らないらしい。普通は3キロか4キロぐらいは減るんですよ。

 

アナ ほぉー。

 

藤川 もっと体が大きくなりますから、そこで可動域が付いてくれば全くシュート回転しない。奪三振の世界記録を作ると思います。

 

アナ おぉぉ。そして高卒1年目の松川捕手のリードはいかがでしたか?

 

藤川 先々週に仙台での今季1試合目も投球を見てたんですけど、非常にバッテリー間の関係が良くて、今日の試合でもほぼ松川捕手の19奪三振の配球が僕と同じだったんですよ。めちゃくちゃ賢い。ビックリした。全幅の信頼と置いてると佐々木投手も言ってました。

 

アナ 遊び球もなくこれだけ攻められるという。

 

藤川 いや、遊んでると思います。ボール球のフォークをバッターが空振りしてるじゃないですか。

 

アナ えぇ。

 

藤川 バッターはボールと分かってないだけで、あれは見逃せばボールなので遊んでるんです。次元が違います。160キロの世界は異次元です。

 

 

以上です。

今後どこまで上り詰めるんでしょうね。
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