2022年6月8日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2022』でこの日のvs.横浜DeNAベイスターズ戦で完璧なタイミングでホームランを打った北海道日本ハムファイターズの清宮幸太郎のバッティングについて元横浜の野村弘樹、元ソフトバンクの松中信彦、元ヤクルトの五十嵐亮太が語っています。
2打席目 ライトホームラン(打点1)
3打席目 空振り三振
4打席目 レフトフライ
打率.243 本塁打7 打点16(6/8の試合終了時点)
完璧ホームランも気になるところが
野村 今日の清宮は追い込まれてからのフォークを完璧にホームラン打ったんですけど、4月頃はまだ軸足に乗ってないとか、色々あったんですよね。松中さん、ちょっとずつ状態が上がってように見えるんですけど、どうですか?
松中 ホームランという結果に目が行くのも分かるんですけど、ひとつだけ気になる点があるんですよ。
野村 はい。
松中 このホームランって追い込まれてからフォークに完璧なタイミングじゃないですか。
野村 そうですね。
松中 となると、速い真っ直ぐが来てたらどうなるのかなあと思います。
野村 なるほど。
松中 普通は追い込まれてからのフォークは泳ぎ気味で打つもんなんですけど、完璧なスイングじゃないですか。
野村 はい。
松中 僕はバッターとして、追い込まれてからここまで完璧に打つってフォークを狙わないと振れないと思うんですよね。
野村 なるほど。
松中 はい。これ清宮選手はフォークを狙ってて打ってたら状態は上がってると思うんですけど、真っ直ぐを待ってて完璧にホームランしたとなると、『ん?』となるようなホームランですね。
野村 それにしては完璧にタイミングが合っているという事なんですね。
松中 そうなんですよ。やっぱりバッターとそては真っ直ぐ待ちで変化球対応だと思うんですけど、あまりにもフォークにタイミングが完璧過ぎるので。
五十嵐 でも追い込まれてたら、ある程度は変化球を頭に入れながらの対応もしますよね?
松中 そうなんですけど、やっぱり泳ぎ気味で、特に左バッターはフォークを拾っていくっていう感覚なんですよね。
野村 なるほどね。
松中 はい。そういう風に感じました。
野村 だから、追い込まれてから完璧に打ち過ぎるのも課題に見えるんですね。
以上です。