2022年9月9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2022』でこの日のvs.読売ジャイアンツ戦で延長戦をスクイズで制した中日ドラゴンズの立浪和義監督の采配について元横浜の平松政次、元ヤクルトの五十嵐亮太、ヤクルトで監督をしていた真中満がタレントの磯山さやかと共に語っています。

 

立浪監督の試合後インタビューの一部

立浪 (10回の攻撃では)絶好機になりましたから、ここで何とか点を取らないと勝てないなと思ったんで。(スクイズを決めた阿部は)3番バッターなんですけど、抑えの大勢投手ということで、やっぱり打つのもなかなか難しいというところで、ああいう選択になったんですけど、初球で上手く阿部が決めてくれたので、上手く1点が取れました。

 

立浪采配を語る

10回表 1-1
無死1塁→岡林が盗塁成功
無死2塁→送りバントでファーストG北村が野選
無死1・3塁→阿部がセーフティースクイズ成功

 

磯山 中日が延長戦の末に巨人との接戦を制しました。真中さん、立浪監督が勝負に出ましたね。

 

真中 そうですね。10回表にノーアウトから岡林が出塁してから、バントの構えのところでスチールを成功。そして無死2塁にして、ここで送りバントをしたんですけど、ファーストの北村がフィルダースチョイスでノーアウト1-3塁になった。平松さん、スチールをしたりで積極的に攻める采配を見せましたよね。

 

平松 積極的というか、もう勝負に出たという采配でしたね。

 

真中 はい。

 

平松 ランナー1塁で送りバントをして1アウト2塁にしても実はなかなか点は取れなかったりするんですよね。

 

真中 そうですよね。

 

平松 だからノーアウト2塁で送りバントをして、ランナー3塁にしたら犠牲フライもあるし、ギャンブルスタートもあるし、スクイズもあるし、内野手が前進するから内野の間を抜くタイムリーもあると。だからノーアウト2塁になったら点も取りやすくなる。

 

真中 そうですね。

 

平松 そういう状況を作り出すために立浪監督が勝負に出たと。これをやらないと勝てないと。見事な采配でしたね。

 

真中 3番の阿部のセーフティースクイズもピッチャーが大勢なので、なかなか打つのが難しいのでセーフティースクイズというね。

 

平松 そうそう。

 

真中 五十嵐さん、この采配はどうでしたかね?

 

五十嵐 もちろん立浪監督の采配が上手くいったというのもあるんですけど、大勢投手ですよね。今までいいところで抑えてたんですけど、ここのところ負けが続いてしまったというね。こういった絶対的な抑えから勝ちを取れるというのは中日にとっては大きな勝利になりますよね。

 

真中 そうですよね。でも、実はこの回は盗塁の場面ではピッチャーが完全に外してたのに大城が2塁に投げれなかったし、送りバントのフィルダースチョイスも大城が3塁に投げろと指示してたんで、ミスというか防げたのかなと。

 

平松 岡林の足が速いからね、その辺を考えてとかないとね。

 

真中 そうですね。

 

 

以上です。

1アウト2塁ではなかなか点が入らないから1アウト3塁にする。
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