2022年11月19日にフジテレビで放送された『S-PARK』でプロ野球選手100人が選ぶバットコントロール部門のランキングが紹介されていました。ナレーションと共に進行します。
まずは2人が並んだ第4位から。
バットコントロール部門 第4位(1人目)
高橋光成 できれば対戦したくないです(苦笑)
松本剛 技術の高さを本当に感じます。
森友哉 どこ放っても打たれる。日本ハムの近藤選手です。
2020年のナンバーワン。日本ハムの近藤健介がバットコントロール部門で6年連続でトップ5入りを果たし9票で4位にランクイン。
バットコントロール部門 第4位(2人目)
佐藤輝明 簡単にヒット打ってるなっていう。
大野雄大 本当に衰え知らずというか。中日ドラゴンズの大島洋平選手。
三冠王の村上と首位打者争いを演じた中日ドラゴンズの大島洋平が9票で4位にランクイン。
梅野隆太郎 詰まってもレフトの前に落とせる技術。そういうバットコントロールがスゴいなと感じます。
バットコントロール部門 第3位
今永昇太 さすがの一言しか言えないというか。
高部瑛斗 バットコントロールに関してはズバ抜けて1位なんじゃないかな。
2021年のバットコントロール部門のディフェンディングチャンピオン。オリックスの吉田正尚が3位(14票)で登場。吉田正尚といえば、日本シリーズ第5戦で見せた豪快な一発に目が行きがちですが、打率はプロ7年で6年連続の3割超え。更にそのスゴさを裏付けるのが・・・。
東浜巨 穴がない。どう崩していいかが分からないくらい。
鈴木大地 ミスが少ない。あまり三振しないとか。
2020 29個
2021 26個
2022 41個
コンタクト率は86.0%(リーグ平均77.6%)
3年連続でリーグ最小の三振数。そして振ったバットにボールが当たる確率を示すコンタクト率はリーグ平均77.6%を大きく上回る86.0%と空振りしない男なのだ。
その吉田正尚を押さえた第2位は・・・。
バットコントロール部門 第2位
村上宗隆 本当に調子が良いと、どんな球でもヒットにするような。技術がスゴく詰まっているかなと思います。
広島が誇る天才バッター。西川龍馬が15票で第2位。その西川の代名詞は・・・。
岡本和真 「そのボールをそこに打つの?」みたいな。
田口麗斗 「どうやってそれをヒットにしとんのかな?」っていう。
桑原将志 「そんな球も打っちゃうの?」って(笑)
菊池涼介 「よくそんな球をヒットゾーンに落とすな」って。
思わず「そんな球打っちゃうの?」と言いたくなる変態打ち。シーズンではワンバウンドしそうなボール球を物の見事に弾き返し、本当にワンバウンドした球を打っちゃうんです。
ここまで球界屈指のヒットメーカーがランクインする中、この猛者たちを押さえてバットコントロール部門の1位に輝いたのは・・・。
バットコントロール部門 第1位
松田宣浩 「そんなに去年まで打ってた?」っていうくらい。
上沢直之 何があそこまで変わったのか正直分かんない。
清宮幸太郎 去年ファームで一緒にやってたのに・・・。
前代未聞。その活躍に選手たちも首をかしげるナンバーワン。プロ11年目で遂に覚醒。日本ハムの松本剛が18票で1位に。13年の歴史があるこの部門で、前の年の出場が100試合に満たない選手がナンバーワンに輝くのは史上初の快挙。
2021年 47試合 打率.261
2022年 117試合 打率.347
今シーズン首位打者に輝いた松本ですが、実はストライクを外れたボール球を打った確率も吉田正尚を大きく突き放し、パ・リーグトップ。
1位 松本剛 .283
2位 吉田正尚 .215
3位 柳田悠岐 .201
更に選手たちを驚かせたのが・・・。
柳田悠岐 見ていてヒットゾーンに飛びそうな感じが。
杉谷拳士 とにかくヒットゾーンに飛ぶ。
甲斐拓也 ヒットゾーンに飛ばすのが本当に上手だなと。
ただボールをバットに当てるだけでなく、打ち返したボールをヒットになるゾーンに飛ばす技術。それこそが松本のバットコントロールのスゴさなのだ。
近藤健介 当てる当てないというよりは、ヒットゾーンに飛ばす技術。ボテボテの当たりだったり、打ち損じがヒットゾーンに行くというのはやっぱりバットの軌道が良い証拠だと思うので。そこを全て合わせてバットコントロールかなと思いますね。
松本剛のコメント
―バットコントロール部門で1位
松本 めちゃくちゃ嬉しいですね。
―今季のベストヒットは?
松本 開幕戦のボテボテの内野安打。
―その理由は?
松本 もちろんキレイなヒットを打ちたいですし、カッコいいヒットを打ちたいんですけど、いかに泥臭いヒットを多く積み重ねられるかが大事だと僕は思ってやっているので。そういう意味では大きな1本だったと思います。
―大事なことは
松本 自分を信じてやり続ける。それが一番大事だと思っています。
己を信じてバットを振り続けて11年。その努力が遂に大きな花を咲かせた。
1位 松本剛
2位 西川龍馬
3位 吉田正尚
4位 大島洋平
4位 近藤健介
以上です。