2023年5月19日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2023』でこの日のvs.広島カープ戦で初回から乱調で結局5回7失点と炎上してしまった阪神タイガースの青柳晃洋について元横浜の平松政次、元中日の井端弘和、元横浜の高木豊がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
5回81球 被安打8 奪三振4 四球5 失点7
今季2勝3敗 防御率5.63(5/19の試合終了時点)
初回の自己ワーストタイの5失点
アナ 阪神は広島に敗れて、連勝が7でストップとなりました。
高木 青柳は初回に失点が止まらない。カープの青柳対策で左打者を並べられて、やられてしまっているところからすると、青柳も何か考えないといけないですよね、平松さん。
平松 でしょうね。今年の青柳はコントロールがないんですよ。
高木 うんうん。
平松 だからコースへコースへと突いていってもコントロールがないもんだから、フォアボールも恐れてるし、それで早めにストライクを取ろうとして真ん中にどんどん入ってましたね。そりゃ、あのボールなら打たれますね。
高木 ピッチャー心理からすると、あれだけ左打者が並ぶのはどうなんですか。基本になるのはインサイドなんですかね?
平松 もちろんそうですよ。
高木 インサイドに投げ切れてないというのもありますか?
平松 そういうことですね。だからボールがキレてないということで、外に外に逃げようとしてますよね。
高木 うーん。
平松 やっぱり青柳の良かった頃は強いボールをインサイドに投げてましたもん。今年は外ばっかりになってますからね。今日見てても、それがほとんど甘く入ってますから、ボールの力はそんなに変わらないけど、自信がないから逃げてるよね。
高木 なるほど。
アナ 青柳投手の初回について岡田監督は「ボール自体もアカンよな。5点も取られるんやから、ボール自体に問題あるんやないか」と。そして2軍での再調整も示唆しています。
高木 井端さん、昨年まで最多勝でエースだった。
井端 はい。
高木 こういう打たれ方をするのはどう見てますか?
井端 左打者を並べられたのもあると思いますけど、やっぱり平松さんが言われた通り、ストレートとちょっと外に行くボールしかないなと見てて思うので、バッター的には非常に楽かなと。
高木 真ん中に集まる傾向がありますよね。
井端 はい。青柳投手の良いところは外から曲げてくるスライダーが左打者にとって、一瞬ボールかなと思って入ってくるボールが今年は全く決まらないんで。
高木 そうですね。
井端 だからその一方通行というか、ストレートと外に逃げるシンカーだけを意識すればいいので、バッターは楽かなと思いますね。
以上です。
勤続疲労もありそう。