2023年6月2日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2023』でこの日のvs.オリックスバファローズ戦で今季2度目のサヨナラ打を放った中日ドラゴンズの村松開人について、そして打席で常に粘りの打撃を見せる福永裕基について元横浜の高木豊、元横浜の平松政次、中日で監督をしていた谷繫元信がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
アナ 中日が今季2度目のサヨナラ勝ちでオリックスに勝利しました。豊さん、スゴいですね。
高木 中日がしぶとくなってきましたね。
1打席目 セカンドゴロ
2打席目 ファーストゴロ
3打席目 見逃し三振
4打席目 レフトフライ
5打席目 送りバント
6打席目 ライト前ヒット(打点1)
シーズン打率.232(6/2の試合終了時点)
2度目のサヨナラ打!
アナ 谷繁さん、いかがでしょうか。
谷繁 あの場面で初球から振っていくのってなかなか難しい場面じゃないですか。
高木 はい。
谷繁 そういうところで振っていけるという、しっかりとした準備をしてたと思うんですよね。
高木 でも中日というのは勝負強さが課題だったじゃないですか。
谷繁 そうですね。
高木 チャンスは作るけど誰が決めるんだと。
谷繁 はい。
高木 でもいいルーキーが出て来ましたよね。
谷繁 こういう選手が1人2人出て来ると、段々とそれが広がっていくと思うんです。
高木 そうですね。
谷繁 誰かが突破口を開く。それがルーキーなんですけど(笑) それでもいいと思います。
高木 立浪監督はそれを狙って使ってますもんね。
谷繁 はい。
高木 だからいい循環になってくる。
ここから福永について
アナ そして福永選手についてはいかがでしょうか。
1打席目 レフト前ヒット
2打席目 見逃し三振
3打席目 ショートゴロ
4打席目 フォアボール
5打席目 レフト前ヒット
シーズン打率.294
粘りが凄い
谷繁 見てくれましたか?あのしぶとさ。
高木 リアルタイムで試合を見てる時から福永の打席での粘りを絶賛してたからね。
谷繁 2打席目でも粘って粘ってフルカウントまで持っていって、最後は見逃し三振しましたけど、こういう泥臭さというのが今までのドラゴンズにはないタイプの感じなんでね。
高木 まあ、どちらかと言うとアッサリした選手が多いですからね。
谷繁 そうですね。それで9回の打席ではフォークをしっかりも見逃してフォアボールを選ぶ。あれ振りそうな高さのフォークですよ。
高木 普通ならルーキーですし気負って振りそうなんですけどね。
谷繁 そうなんです。あれをちゃんと見た。あの見逃しで「あっ、いけるかな」っていうのが何か伝わるんですよね。
高木 そうですね。
アナ 見極めが出来てるんですね。
高木 そうそう。平松さん、投げてて何が一番イヤですか?
平松 やっぱり粘られるのがイヤです。
高木 しつこさですよね。
平松 そうですよね。「いいポールなのに見逃された」というね。そういうところがドラゴンズの若手に出てきてるから成長してますよね。
高木 いい選手が出て来ましたよ。
以上です。
福永はオールドルーキーなので執念が違う。