2023年7月27日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2023』でこの日のvs.北海道日本ハムファイターズ戦で今季4度目の7失点以上でKOされ6敗目を喫した東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大について元ロッテの里崎智也、元ヤクルトの館山昌平、元横浜の野村弘樹がフリーアナウンサーの袴田彩会と共に語っています。

 

アナ 日本ハムが楽天に連勝です。

 

野村 日本ハム打線が田中を攻略したという試合でした。館山さん、逆に田中はどうでしたか?立ち上がりも含めて。

 

この日の田中の投球内容

4.2回78球 被安打8 奪三振4 四球3 失点7
今季5勝6敗 防御率4.92(7/27の試合終了時点)
今季7度目の7失点以上・・・

 

館山 色んなボールを使って抑えている印象があるんですけど、ちょっとストレートが走ってないのか、少ない印象があるんですよね。

 

野村 うんうん。集中打を浴びた5回なんですけど、特別に変化があったわけではない?

 

館山 そうですね。ギアを上げたシーンだったんですけど、制球もしっかりと出来ていましたし。ただ、ストレートがしっかり走ってこその変化球ですから。

 

野村 はい。

 

館山 いいボールはたくさんあるんです。カットボール、ツーシーム、スプリット。ただ、それを集めすぎているのかなと思いますね。

 

野村 なるほどね。

 

館山 制球力もいいだけに、フォアボールも3つなんですけど、際どいボールを見切られてしまっていてちょっと苦しかったですね。

 

野村 結局甘く入れざる負えないというところで打たれたと。

 

館山 そうですね。日ハム打線も反対方向に打つ意識があるので、ストレートに見える変化球をしっかりと引っ張れる。その打球も外野を越えていくんですよね。このバッティングを徹底できてる日ハム打線の良さがありますよね。

 

野村 里崎さんは今日の田中をどう見ますか?

 

里崎 館山さんが言われたように、映像を見てても際どいコースを日本ハム打線が見逃して、打ってるところはほぼ甘いところなんですよ。そういったところをしっかり打てたというのは際どいところを見逃した効果ですよね。

 

野村 はい。

 

里崎 結局振ってくれないから甘めに投げないと仕方ない。昔みたいにグイグイ力で押して抑えられるほどの力はなくなっている。これは仕方ないので、そうなると抑える術がないですよね。

 

野村 配球的なものじゃなくて、ということですかね。

 

里崎 そうですね。もうちょっと際どいところがボールじゃなくて、ストライクに投げれていれば話が変わったかもしれないですけど。

 

野村 なるほど。

 

里崎 結局、トータルで言えばストライクとボールがハッキリし過ぎたという事ですね。

 

 

以上です。

下り坂に入ってるかな。

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