2018年4月1日にテレビ東京で放送された「SPORTSウォッチャー」という番組で巨人V奪回に必要なものを横浜で監督をした中畑清と元巨人中日の小田幸平とお笑い芸人のビビる大木が語り合っています。ちょっと笑えるところもあっていいですよ。

 

大木 小田さん、V奪還には何が必要ですか?

 

小田 そうですね。僕は自分がやってきた「ムードメーカー」ですかね。

 

大木 ムードメーカーが必要!

 

中畑 でも、ムードメーカーだけでは勝てないけどね。

 

小田 いや、それが勝てるんですよ、中畑さん。

 

中畑 それはちょっと難しいよ。

 

小田 それが勝てるんです。

 

中畑 どのあたりが?

 

小田 中日に行った時もジャイアンツに所属した時も僕が居たから勝てたんで。

 

一同 (笑)

 

中畑 いや、そこまで言い切る?

 

小田 はい。

 

中畑 そこまで言い切るんだ。いや、それは俺もよく言われたんだけど。

 

小田 テレビをご覧の皆さん、優勝に必要なのはムードメーカーです。

 

大木 V奪還にはムードメーカーですか。

 

小田 技術とか一杯必要ですけどムードメーカーが大切です。

 

中畑 それは人によるんじゃない?その役割の人が1人いれば優勝できるわけ?小田という男がいれば優勝できるわけ?

 

小田 できます。なりつつある人がいます。

 

大木 今の巨人だと誰ですか?

 

小田 阿部慎之助選手です。

 

大木 阿部選手!?

 

【ここで阿部が代打で登場し四球を選んで小さくガッツポーズをした映像が流れる】

小田 キャプテンとか色々とやってきましたけど、この映像でも昨日の押し出しの四球で小さくガッツポーズをしていてレギュラーの時にはガッツポーズなんてあんまりしなかったクールな選手なんですけど。

 

中畑 今は岡本がライバルじゃん。それでも岡本のホームランでベンチで物凄い笑顔で盛り上げてんだよな。

 

小田 そうなんですよ。

 

中畑 あのムードが俺は凄い良いと思ってんだよ。

 

小田 レギュラーで出ていたらムードメーカーっていうのはできにくいものがあるんですね。

 

大木 あ、そうなんですか!

 

小田 守っている時にベンチで盛り上げていたり、みんなが帰って来るときに盛り上げていたのが僕なんですけど。

 

中畑 でも、タイプが違うと思うんだよな。僕はレギュラーを取りながらムードメーカーをやっていた。

 

小田 今はレギュラーじゃなくて代打なんで。阿部は手綱を締めて代打でいるんで。「ここで勉強することがある」と阿部自身が言っていたので。これはムードメーカーをして頂きたいなと。

 

大木 じゃあ、試合を通してベンチにムードメーカーがいることが重要だと。

 

小田 重要です。これが1番重要です。

 

大木 分かりました。次は清さんの巨人V奪回で必要なものは何かいきましょうか。

 

中畑 俺は監督の経験者としてはチームの要、守りの要は「正捕手」だよ。レギュラーを作れるかだよね。

 

大木 はい。

 

中畑 今それを両天秤にかけて、例えば守りは良い、リードも良い、闘争心もあってみんなをリードしていくっていう雰囲気もあるキャッチャーと打てるキャッチャーがいたらどっちを選ぶ?

 

小田 それは守れる選手です。

 

中畑 打てなかったから自分は!

 

小田 いや、僕は打てなかったから守りのキャッチャーで0点に抑えたら負けることはないんで。

 

中畑 まあ、それは一理あるけどね。でもさ、巨人でこれから先にどういうタイプの正捕手が必要かというと、みんなの中心になって監督代行と言われるポジションなんだよね。みんなから信頼されてそれでリードして、それで全体を見渡しながらそれでチャンスで打てるだったら代える必要がないのよ。

 

小田 そうなんですけど。

 

中畑 そういうキャッチャーが欲しいのよ。

 

小田 違うんですよ、中畑さん。今、オープン戦でもレギュラーっていう感じの正捕手が巨人にはいないんですよ。

 

大木 小林とかは。

 

中畑 ジャイアンツでしょ?

 

小田 ジャイアンツです。

 

中畑 ジャイアンツにいないから俺は作りたいって言ってるんじゃない。

 

小田 作りたいんですけど・・・。

 

大木 小林さんは違うんですか?

 

中畑 今、開幕して小林は10割バッターだよ。打てるキャッチャーのイメージがあるんだけど1年を通した時に果たしてどうなるかっていうのが俺は不安なのよ。やっぱり、ある程度は1年間任せられるキャッチャーを作ってほしいなというのがあるんで。

 

小田 誰が?

 

中畑 大城!

 

大木 今日スタメンになった。

 

中畑 だから、大城を先発でいって抑えのキャッチャーとして小林を準備しておくぐらいの。

 

小田 ジャイアンツは46番のキャッチャーって出世しますから。

 

大木 自分の背番号ですね、小田さん。

 

小田 はい。46番はいいんで。

 

大木 大城選手もそうですね。46番。

 

中畑 背番号一緒なんだ。それは大きなポイントあるわな。

 

大木 じゃあ、中畑さんは正捕手には大城が良かろうということですか?

 

中畑 その魅力を感じるよね。全体的に雰囲気を持っているんでね。今日も間違ったら一発あるなという打球があった。全体的に魅力を感じるんだよね。

 

大木 打てる捕手が必要ですか。

 

中畑 そうそうそう。

 

 

以上です。

けっこう面白い感じでやり合っていました。テレ東はノリが軽いところがあっていい番組が多いですね。

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