2018年5月10日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のvsレッドソックス戦で先発をしたニューヨークヤンキースの田中将大のピッチングについて元ロッテの小宮山悟がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に語っています。
【この日の田中の投球内容】
5回1/3、被安打8、奪三振3、与四死球2、失点4
シーズン防御率4.66 (5/10の試合終了時点)
【試合後の田中のコメント】
田中 まあ、序盤から球数がかさんだりして自分にとってタフな登板だったと思いますけど、その中で粘り強く我慢をしながら投げられてはいたんですけど、2本のホームランは自分の中では余計な失点だと思うし、ああいう球が出ないように日々鍛錬をしていくしかないですね。
アナ 伝統の一戦は今日も手に汗握る試合展開になりました。小宮山さん。(試合は8回裏までヤンキースが1点差ビハインドでしたが8回裏に一挙4点を取って逆転した)
小宮山 はい。田中投手は勝利投手にはなりませんでしたけど、今年1番面白い試合だったと思います。
アナ 最後までどういう状況になるか分からない試合でした。
小宮山 もう9月の試合ですよ。この感じ。
アナ うんうん。
小宮山 スゴい面白かったです。
アナ まず、視聴者からの質問で『今日の田中投手の調子は良かったのですか?悪かったのですか?』と来ております。
小宮山 本人も気にしていましたけど「ホームランが余計だ」と言っていますけど、微妙なコントロールが思うようにならなかったということを考えると調子は良くなかったと思います。
アナ はい。
小宮山 そんな良くない状況でもしっかりと粘りのピッチングが出来ていましたし、強敵であるボストン打線を何だかんだ言いながら抑えていたんで気持ちで負けてなかったピッチングだったと思います。
アナ うーん。
【初回のベッツの打席の映像を見ながら】
小宮山 初回ベッツのところなんですけど、レッドソックス打線で1番気を付けないといけない選手なんですけど。
アナ はい。
小宮山 かなり、慎重に丁寧にコントロールしながら投げていたと思うんですけど、普段だったらもう少し早く空振りを取れたりする状況なのになかなか思うようにならない。粘られて苦しんでという中で四球を出さずにアウトを取るって相当なことなんですよ。(ベッツの打席の11球目で)ようやく三振というところなんですけど、11球費やしたましたけど、先頭打者を打ち取れたというところで本人も多少ホッとしていると思いますけど。
アナ はい。
【2回表2点を取られて打者ベッツの場面】
小宮山 2回の逆転された後の2アウト1-2塁でまた難敵のベッツ。
アナ はい。
小宮山 ここを(ベッツをサードゴロに打ち取って)凌いだのも大きいんですよ。球数をかなり費やしていますけど(2回終了で46球)、何とか追加点を与えなかったことでこれから何とかするという気持ちになれたと思う。
アナ うん。
小宮山 よく頑張ったと思います。
アナ 大事なところで凌いだのがさすがのピッチングでしたよね。
以上です。
けっこう点を取られましたけど、伝統の一戦で独特の雰囲気の試合でギリギリの内容だったと思いますね。それにしてもあまり本調子になってきてないような気がしますね。