2018年5月23日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のトロントブルージェイズ戦で3打数無安打だったエンゼルスの打者・大谷翔平。特に左対策として攻められる傾向なんかをメジャーで活躍もした小宮山悟がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に分析をしています。
アナ メジャーで初めて国境を越えてカナダ遠征の大谷選手でしたが、今日は1つ四球がありましたが、3打数無安打に終わりました。小宮山さん。
小宮山 はい。今日のブルージェイズの先発はサウスポーのハップでした。日本時代に左投手をあまり苦にしていなかったんですけど、メジャーに行ってからは対左投手ではなかなか思うような結果が出ていないんですよ。それでいうと今日のゲームで象徴的なやられ方があったんですけども。
【その映像を見ながら解説】
アナ はい。こちらは4回の第2打席の場面です。
小宮山 初球は外に逃げるスライダーなんですけど、これはいい球だったんですね。それを見逃がした時に大谷選手は踵に体重が乗ってしまったので、それを我慢しようとしてこらえたら、2球目にかなりいい所にツーシームが来ちゃったんです。(結果はボテボテのサードゴロ)
アナ はい。
小宮山 なので、このボールに対応しきれずにかなり詰まらされるという。本当にビックリするぐらい詰まらされている状況だと思います。アメリカに行ってあれぐらい詰まらされたのは初めてだと思います。それぐらい強いボールが自分の体の方に曲がってきて、それが自分の方に来るのか外に行くのか見極めきれずに詰まらされているように見えたので、その辺をこれからはメジャーリーグのサウスポーたちがドンドン投げてくると思うので。
アナ こういうボールを投げるメジャーリーグの投手は多いと思うのですが、どうやってこのボールに対処していけばいいでしょうか?
小宮山 基本的に数をこなさないといけないと思うんですよ。打席に立って生きたボールを実際に肌で感じないといけないんですけど、なかなか思うように打席数をこなせないので何とも言えないんですけど。
アナ はい。
小宮山 ただ、センスというのが抜群なので次に対戦した時には軽く打ち返しそうな気がします。そういう期待をさせる選手だと思います。
アナ うーん。日本で見るツーシームとはまた違うボールですからね。
小宮山 そうですね。
以上です。
左投手のツーシームが厄介になりそうですね。あっちは150キロを超えるサウスポーがたくさんいますし苦労はするでしょうけど乗り越えていってほしいです。大谷なら克服してくれるはずです。