2018年6月8日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.巨人戦で今季7勝目をあげた埼玉西武ライオンズの菊池雄星のピッチングを横浜で監督をしていた大矢明彦、元横浜の平松政次、楽天で監督をしていたデーブ大久保がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。

 

【この日の菊池の投球内容】

7回106球、被安打2、奪三振3、四死球3、失点0

今季7勝0敗 防御率2.95 (6/8の試合終了時点)

 

【菊池雄星のヒーローインタビューの一部】

菊池 粘り強く投げられましたし、初回に秋山さんが打ってくれて。また、小刻みに点も取ってもらったので楽になりました。(相手の先発の菅野との投げ合いは)日本一の投手ですし、挑戦者のつもりで投げられました。

 

 

アナ 菅野投手との投げ合いを制した西武の菊池雄星投手をどうご覧になりました?

 

大久保 ちょうど2週間前の金曜日(5/25)に2軍戦で投げましたよね。今だから話せますけど、潮崎2軍監督も非常に不安定だったと。

 

アナ はい。

 

大久保 1軍がどう判断するんだろうというのが2週間前なんです。それで立て直して先週の阪神戦(6/1)で勝った。大矢さんに今日のピッチングを見てほしいんですけど、菊池雄星が初回の岡本に対してクイックで緩い球ってなかなか投げないのに、それを真っ直ぐを速く見せるために工夫をしたんです。

 

大矢 うん。

 

大久保 フォームが早くカーブを投げる場面があって、こういうのってベンチでみんなタイミングを取っているじゃないですか。

 

大矢 うん。

 

大久保 これでみんな真っ直ぐに差される工夫ができたのかなっていうのはどうですかね?

 

大矢 なるほどね。そうですね。そういう事が自分の頭の中でゲームに入ってからできるというのは大成長ですよね。

 

大久保 そうなんですよね。平松さん、思ったほど真っ直ぐが走っていない時にそれを速く見せる方法は平松さんはどうされていたんですか?

 

平松 それはやっぱり変化球を上手く使って、カーブを使うというのが物凄く大事なんですよ。カーブを投げた後の腕の振りというのは、また速くなるんですよ。

 

大久保 なるほど。

 

平松 カーブを投げたらストレートが伸びてくるのが速球派なんでね。だから、できるだけカーブという変化球をよく投げました。だから、今日の菊池雄星も同じことをしていますね。

 

大久保 一方、平松さんから見て相手投手の菅野についてはどうですか?

 

平松 うーん。初回の秋山の一発でかなり恐れをなしたというまではないですけど、このところのDeNA戦の西武打線なんかを見ても、まあ打つわ打つわで。

 

大久保 そうですよね。

 

平松 だから、これは凄いなあというのを肌で感じて何とかインサイドを投げないように長打を防ぐためにしていましたけどね。でも、菅野にそういうピッチングをさせる西武打線は凄いわ。昨日(6/7のDeNA戦)も見てたけど(笑)

 

大久保 本当に恐ろしい打線です。

 

 

以上です。

菊池雄星が完全復調してローテに入ったら安心感も変わるでしょうね。ただ、中継ぎが不安過ぎますからどうなるのでしょうか。菅野からもポコポコ打っている西武打線はやっぱり凄いです。

おすすめの記事