2018年8月4日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のクリーブランドインディアンス戦で5打数4安打3打点2本塁打1盗塁の大暴れをしたアナハイムエンゼルス大谷翔平についてメジャーで活躍した石井一久がフリーアナウンサーの上田まりえと共に語っています。
【この日の大谷の打撃成績】
5打数4安打、3打点、2本塁打、1盗塁
シーズン打率.272 (8/4の試合終了時点)
【大谷の試合後のコメント】
大谷 (1本目のホームランは)多少、差し込まれていたので、入らないんじゃないかと思っていたんですけど、何とか入ってくれて、自分らしいフォームで打てたんじゃないかと思います。(2本目のホームランは)最初に速い球をホームランにしたので、変化球主体でくるのではと思っていましたし、その中で最後に真っ直ぐが来るとは思わなかったですけど、バットを出したらいい所に当たってくれました。
アナ 今日の大谷選手は初めての3番。初めての1試合2HR。初めて敵地でのホームラン。初めて左方向へのホームラン。そして、初めての1試合4安打と、まさに初物尽くしの1日となりました。石井さん、本当に素晴らしい活躍でしたね。
石井 クリーブランドの球場に行ったことがあるんですけど、あそこに飛ばすというのはかなり凄いと思います。
アナ では、大谷選手の打撃を振り返っていきます。石井さん、最も大谷選手らしさが出ていた打席はどれでしょう?
石井 まあ、レフトへのホームランですよね。あそこまで飛ばすというのがかなり凄いバッターなんですけども。
アナ では、そちらを見ていきましょう。
【1打席目のレフトへのHR映像を見ながら解説】
石井 ちょっと球の下を叩いたような感じなんですけども、体重がしっかりとレフトの方に向かって行っているんですよね。
アナ うーん。
石井 それで、また自分のスイングでしっかりと打っているので飛距離が出るんじゃないかと思いますね。
アナ 打った瞬間はレフトフライじゃないかと思ったんですけど、ぐんぐん伸びていきましたよね。
石井 クリーブランドって季節によって風が強いんですけども、それだけじゃなくて、大谷選手の自分のスイングでポイントをしっかりと捕まえているので、レフトへも伸びるし、また大谷選手というのはメジャーの左バッターの中でもトップクラスのレフト方向への飛距離を持っている選手だと思いましたね。
アナ そして、第4打席でも苦手の左ピッチャーからレフト方向にヒットを放ちました。
石井 はい。非常に上手く打ったんですけど、相手ピッチャーがぺレスなんですよね。僕、キャンプの時に後ろから見させてもらった時にすごいクロスステップして角度があるピッチャーなんですけども、そのピッチャーに対しても体を開かずにしっかりと詰まりながらですけど、しっかりと右肩を開かずに打てたというのが今後に繋がるんじゃないかと思います。
アナ 詰まらされたということではないんですか?
石井 まあ、詰まらされたんですけど、詰まらされてもそこまで持っていけるというのは、しっかりと右の腰・肩に壁ができているので、詰まりながらでも内野の頭を越えていくヒットが打てると思いますね。
アナ しっかりと自分のバッティングができていたということですね。
この日の試合動画
以上です。
この日のホームラン2発は2発ともヤバいやつです。1発目は日本でもよく見た逆方向に引っ張るホームランで、2発目は引っ張ってめちゃくちゃ飛ばしたホームランです。やっぱり凄い。